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続き1

「他の皆はどこに行ったんだろう? 」


 俺がそうマグライトで足元を照らしながら野崎君に聞いた。


「多分、三鈴(みすず)さんが来たんで逃げたんじゃないですかね? 何だかんだであの人が一番やばいですし」


 野崎君がそう呟いた。


「震度7くらいあったのかな? 」


「向こうの方が少し赤くなってますよね。燃えてるのかな? 」


 野崎君が遠くを指差している。


 確かに遠くがやや赤くなって見える。


「参ったな。いくら何でもやり過ぎだよな」


「元々、起こるはずの地震が誘発されたのだと思いますがね」


 野崎君が苦笑した。


「参ったな。三鈴(みすず)さんは照れて逃げちゃたのかな? 」


「豆野さんも気配を感じませんね」


 俺の言葉に野崎君が答えた。


「電気を消せ」


 祖母が突然現れて囁いた。


 俺が慌ててマグライトを消した。


「伏せろ。声を出すなよ? 」


 祖母がそう低く囁いた。


「何が一体……」


「あの厨二の修験者……曲者だな。地震をわざと起こさせたのか? 」


 祖母が呻いた。


 木が倒れて何かが山の斜面を降りてくるような気配がする。


「何だ? 」


「昔、ここに封印されてた三本頭の蛇神じゃ。悪神として祈祷僧に封印されとった。その封印だった地蔵を地震を使って破壊しおった」


 祖母がそう呻く。


「最初から計画通りだったと? 」


三鈴(みすず)さんがプレートにまで力を及ぼして地震を起こさせるのを予想していたと言うんですか? 」


 俺と野崎君が驚いて聞いたら祖母が警戒しながら頷いた。


「「無いわぁぁぁぁ! 」」


 俺と野崎君が思わず笑ってしまう。


「ちょ! 馬鹿っ! 」


 祖母が凄く動揺していた。


「誰かいるのか? 」


 三本頭の巨大な巨大な蛇があたりを震わすような声を闇夜で叫んだ。


 辺りが震えて、木々がざわめいた。


投稿が途切れてすいません。


攣ったお腹と太ももが悪いのです。

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