最終部 <最後の戦い> 始まり
俺の能力は凄い勢いで学習を始めた。
データリンクのある護衛艦を飲み込み、原潜を飲み込んだことで、全てのデータシステムに介入を覚えた。
俺に合体しに、近隣の原潜が集まって来た。
護衛艦も空母も俺の偽データで集まってきている。
全てを把握する。
全てを自覚する。
俺は怪物として次々と吸収して、変化して行く事で、さらに進化を始めていた。
世界の軍事システムをコントロール下に。
それは凄い勢いで身体に集まって吸収されて行く妖と護衛艦と空母と原潜とは別に始まっていた。
ぶっちゃけ、繋がっているものは全て繋がれるようだ。
すでに人工衛星も把握を始めていた。
そうしても見ているうちにアメリカのヤバい兵器もコントロール下に入っていく。
「ふはははははははははははははははははははははははははははは! この世界の全ての兵器を俺のコントロール下においていっている! いくら<黄泉の王>とは言え、核ミサイル数千発も食らえば持つまい! この島ごとドロドロに溶かしてやる! さあ、<黄泉の王>! かかってこい! 」
俺が凄まじい獣のような声で咆哮をあげた。
その咆哮で全てのものが揺れた。
そして、妖だけでなく戦闘機なども俺に吸収されに集まって来る。
人工衛星だってコントロールして落とせるレベルになった。
全ての兵器のコントロールを私に。
世界を灰に出来る力を私に。
全ては奴を倒して、三鈴さんを守る為に。
「全ては俺の元に。俺はあの<黄泉の王>を倒す戦闘マシィィィィィン! 」
俺が鳴り響く声で絶叫した。
<黄泉の王>に挑むのだ。
多分、最終部と簡単なエピローグで終わりの予定です。




