続き11
「いや、騙しちゃ駄目だろ? 」
<三日月>さんがそうぬらりひょんさんに意見したる
「いやいや、理性はすでにここに移してある。だから大丈夫だ」
そうぬらりひょんが熱く語った。
「なるほど、理性がそこにあるなら大丈夫だ。何かが俺に起こっても理性がバックアップされてるなら安心だ」
そう俺が唸った。
「その通りじゃ。理性があるから止めてしまうような攻撃もお前なら出来る。お前はまさに最強の戦闘マシィィィィンなんじゃ」
そうぬらりひょんが熱く語った。
「小さい俺の事は鵺さん<三日月>さん頼みます。俺は戦闘マシィィィィンとして戦ってきますよ」
「いやいや、騙されてますってば! 」
小さい俺が必死に止めた。
「ふふふふ、安心しろ。魂はそこにあるが知性も性格もその小さいのが持っている。だから、<黄泉の王>を倒して戻ってくれば、すぐに元通りぞ」
ぬらりひょんがそう笑った。
「知性と性格があれば、すぐに戻れると言う事ですか」
「ああ、ダメージを受けて、そこがやられたらヤバいからな。だから、大事な部分はこの小さい俺でバックアップしていると言う事だ」
ぬらりひょんがさらにバーンって感じで話す。
俺は震えていた。
なんてこった。
理性も知性も性格も他で安全に保管してあるなら、俺が無茶苦茶になっても大丈夫と言う事か。
「お前は最強の戦闘マシィィィィンになったと言う事だ」
ぬらりひょんさんがそう延々と戦闘マシィィィンを繰り返す。
ぬらりひょんさんの目がくるくる渦巻いていたが、俺は気にならなかった。
いよいよ、最後の戦闘マシィィィンとして戦う時が来たのだ。
「言って来るぜ! <おやっさん>! 」
そう俺が熱くぬらりひょんに語った。
ぬらりひょんは鵺さんとか<三日月>さんが動揺しまくっている中で深く深く頷いた。




