続き4
俺が怪力で大地を穿った。
すでにそれだけの力は持っていたからだ。
何と言う事だ。
ここでまさかのサンドワームを探すとか。
ミミズ男になるのが怖くて逃げ回っていたのに。
サンドワームを探そうとボコンボコンと穴を開けていく。
「いねぇ」
俺が焦りまくる。
いざ、探すといない。
釣りとかで良くある鉄則だな。
困ったもんだ。
敵の攻撃だけでなく、土御門家の攻撃も執拗で困った事に血まみれになって来たが、それ以上に身体から流れた血が妖の死体とかを併合してドンドン巨大になっていく。
「ミミズ男になれなくなる」
俺の焦りの言葉を唖然として小さい俺と鵺さんが聞いていた。
「いやいや。普通にそんな打撃力がある妖に近づかないのでは? 」
「我も近づきたく無いし。一撃で開ける穴がドンドンでかくなってる」
小さい俺と鵺さんがそう俺に話す。
しかし、他に手が無い。
ズドンと鈍い音がして、腹に巨大な山刀みたいなものが付き立った。
ふと見上げると、そこに<三日月>さんがいた。
山刀の刺さった腹から血が噴き出していた。
でもあまり痛くない。
「何だ、<三日月>さんも参加してくれたんですね」
そう俺が嬉しそうに笑う。
<三日月>さんが俺の腹に刺さった山刀を抜いて、今度は俺の頭を真っ二つに鼻の辺りまで斬りこんだ。
「良かった。少しは俺も役に立てたんだな」
そう俺がにっこり笑う。
困った事に腹から山刀を抜いた後に噴き出した血はすぐに止まり、周りから集めてきた妖の死体で直ぐに戻る。
「……ひょっとして加茂か? 」
全然関係ない事を話しているせいか、訝し気に<三日月>さんが聞いて来た。
俺がそれに頷いた。




