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続き6

「一か八か、ドローンで逃げるか? 」


 俺がそう話す。


「いや、無茶でしょ」


「そもそもが取り囲まれてますよ」


 俺の言葉は<おやっさん>の野崎君とヤタガラスさんに否定された。


「というか、どうすんだよ! 」


 そう叫びながら、何か特設の金庫みたいなのがあって、そこにガンガンとフィギュアを入れている中西君が居た。


「何、それ? 」


「今度襲撃されて破壊されたら困るから、耐熱耐火耐圧の特殊な金庫を設置して貰ってたんだ。これでしまえば大事なものは安心だし」


 すぐに仕舞えるようにフィギュアなんかもケースに入ってて、ちらりと金庫の中を見たら限定品の高そうなものは最初から金庫に入っていた。


「準備万端だな」


「いや、もう、ひーひーすんのは嫌だし」


 などと身内で話し合ってたら、壁が思いっきり抉り取られ出した。


「出てこい! 」


「出てくるのだ! 」


 フクロウの人間の顔の奴が中に入ってきて騒いだ。


「パン! パン! 」


 って音がしてフクロウの人間の顔の奴の頭が吹き飛んだ。


 振り返ったら、そこに<おやっさん>の野崎君が小さな拳銃を持っていた。


「え? 人形の華奢さで撃てるの? 」


 中西君が微妙にずれた話をしていた。


「いやいや、これで大丈夫だろうって事で、土御門家から貰った22口径の銃です」


「22口径? 」


「これでも鳥くらいなら撃ち落とせますから」


 そう<おやっさん>の野崎君が苦笑した。


 まあ、実際、フクロウの人間の顔の奴は頭を撃ち抜かれて死んでいる。


「それは俺には無いの? 」


「無いです。それにすぐに弾切れますし」


 そう<おやっさん>の野崎君が救いの無い話を笑顔でした。


 ご婦人用のミニオートマチックの拳銃だったし。


 すがすがしいくらいだった。

 


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