表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
249/315

続き4

「で、お前は行かない気なのか? 」


 せっかく覆ったブルーシートを裂いて<角錐>さんが現れた。


「いやいや、直したばっかりなんですが? 」


俺が突っ込んだ。


「<三日月>さんまで攻めていくと言うのに同盟の提案者である貴様が行かないと言うのは筋が通らんだろう」


 そう<角錐>さんがダンと言う感じで怒鳴った。


「いや、土御門家が出るなと言ってるんです」


 言いながら、大神さんが刀に手をかけている。


「おい。結局、同盟は無しで斬り合う気か? ならば土御門家の背後から鬼族とまつわぬもののの一部が攻める事になるぞ? 」


 そう<角錐>さんがそう怒鳴った。

 

 そのせいで外のSPとかが拳銃を持って入って来る。


「そんな、おもちゃで我らが死ぬか? 」


 そう<角錐>が一喝した。


「なるほど、こいつが行かないと負けると見たか? 」


 目玉さんが笑った。


 それを見てSP達がビリリと身体を震わせた。


 そう言えばヘッドバンキングをしてないな。


「専門のSPですよ。警察のと少し違います」


 <おやっさん>の野崎君がそう教えてくれた。


「困りますね」


 そう、痩せた男が入って来た。


 背広を着ているがカタギに見えない。


 身長は百八十センチ以上あるが、体重があまりないみたいで、ひょろひょろに見えた。


慧光(えこう)さん……八大童子も出て来たんですか? 」


 大神さんが驚いたように話す。


「ああ、それで俺は監視だ」


 慧光(えこう)さんが答えた。


「何です? その狙ったような名前は? 」


「いや、しょうがないだろ。産まれた時から、この名前なんだよっ! 」


「キラキラ姓ですね」


「いや、ほっとけやっ! 」


 意外とノリの良いひとらしい。


「童子は鬼と同義語だ。裏切り者どもが」


 そう<角錐>さんがじろりと睨んだ。



 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ