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続き1

「なぁなぁ、薫子。わしも参加して良いかな? 」


 そう目玉さんらしい方がいきなり薫子さんの西洋人形の背後から話しかける。


「いや、それはいけないでしょ」


 薫子さんが即答した。


「だが、中々、こちらが嬉しくなるようなくらい強いのが混じってそうだぞ? 」  


 何と言うか目玉さんがワクワクしていた。


「それならば、俺も手伝おう」


 そう水島先輩が参加して来た。


「あの、そう言えば、一緒に行かなかったのですか? 」


「それは野生の勘が行っては駄目と告げたのだ」


 水島先輩がそう驚いた追儺の実働部隊の人に答えた。


「まあ、人体実験と言いよどむくらいですからね」


 柚原さんも苦笑した。


「まあ、医療の現場もそうですが、未知の現象を何とかするとなると当然にそう言う話になりますから」


 そう追儺の実働部隊の人が決まり悪そうに呟いた。


 それって人体実験を否定して無いよな。


「でも、何で、そんなに乗り気なんです? 」


 追儺の実働部隊の人が不思議そうに聞いた。


「当り前でしょう。腹は結構いっぱいですが、食材が攻めてくるって言うのなら雑食王を目指している私は逃げれない」


 そう水島先輩が断言した。


「うううむ。流石だ。流石先輩の雑食魂は伊達ではない」


 俺が唸るように感心した。


「当たり前だ。それは俺の魂の叫びだからな」


 水島先輩がそう答えた。


「それ言ったら、俺も戦いの方が専門なんだよな。まさか、こんな極東の国に呼び出されると思わなかったしさぁ」


 そう目玉さんが不気味な呟きを続ける。


「いや、お前らが戦うというのなら、戦うがな」


 そう<角錐>さんも乗り気だ。


「ちょっと、困りますよ」


 そう困惑顔で追儺の実働部隊の人が答えるが、どうも皆は一戦しそうな雰囲気であった。

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