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続き8

 そうやって、社長の部屋の前についた。


「個室ですか」


 そう<おやっさん>の野崎君が呟いた。


「流石は上級国民だな」


 そう俺が答えた。


 多人数部屋ならいろいろと気を使わないといけない配慮が個室ならいらない。


 だが、室料は糞高い。


 ある友人は長期入院した時に、何の因果かヤクザでアバレンジャーの素敵な人と同室になったおかげで、ある日執拗に喧嘩を売られ、挙句事件になりかかり、お詫びと言う事で個室に入ったくらいであった。


 まあ、実質、病室で事件が起きたら困るから、病院側が離そうとしてたまたま開いていた個室に移動させられただけだが。


 後日、個室の料金を請求されて揉めたが。


 それにしても、当時の公立病院のヤクザ率は凄くてお風呂に決まった時間で入るのだが、モンモンが凄かった。


 いや、まあ、友人の話であるが。


 ふと、見ると患者の亡くなった人達の霊が集まって、社長の病室を覗いていた。


「何だ、一体? 」


 俺がそう呻く。


「なんで、霊が集まってんでしょうね? 」


 そう<おやっさん>の野崎君が不思議そうだ。


「ふふふふふ、やはりまた来たか」


 そう柚原さんが笑った。


 俺が不思議そうにそれを見て、皆がいる病室に向かった。


「えっ! 」


「なんですとぉぉぉぉ! 」


 俺と<おやっさん>の野崎君が覗くとそこでは恐るべきことが起こっていた。


 ベッドの社長の上で裸のおばさんが腰を振っていたのだ。


 社長はうなされていたが……。


「こ、これは……」


 俺が呻く。


「し、色情霊って奴じゃないですか? 」


 そう<おやっさん>の野崎君も驚いていた。


 そう……周りの霊もそれを覗き見しに来てたのだ。


 

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