5月の気だるさ
やっと慣れて来たこの世界で
ぼくは、眠っていた
足が動かずそこにうずくまり
そこで眠ってしまっていた
なにをやるにもなにもできず
血迷って自殺しちゃいそう
心の汚物を背負って
吐き気がするほどこの気だるさを
誰がぼくに与えるのだろう
どうしようもなくて
狂おしい
誰もぼくに期待しなかった
教室の片隅で
ペンを持つ手がどうしても
醜く見えてしまっていた
ぼくの心が霧のような
なににも触れない好奇心
心の汚物を背負って
今日は、消しゴムを持ってみよう
だけど消すものがないから
文字を書きたくなって行く
いつかその気だるさを
ゴミ箱に捨てる時が来るだろう
そんな時は、ぼくの顔に光が
さして見えるでしょう
そんな8月思い願って
今日もまた眠っている