表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/18

告白

そしてついに三波 りんかが菊池 作に告白をする、といいだした。私は止めたが、りんかはやる、といってやめなかった。放課後。それが三波 りんかの選んだ、舞台だった。私は不安で放課後こっそりと教室の掃除用具入れに入っていた。三波 りんかは私に気づかずに菊池 作の登場を待つ。遅れて菊池 作は現れた。そして三波 りんかは告白をする。しかし返ってきた言葉は三波 りんかにとっては苦しい結果になってしまった。

「ごめん。」

たった一言で彼は出て行ってしまった。ただなきじゃくる三波 りんか。私は風邪を引きかけていたことに忘れていた。我慢していたが出てしまった。ハクションとくしゃみが。誰?と問われて仕方なく出た。三波 りんかは困惑した。もちろん私も困惑してしまった。困った。どうしよう、と冷や汗がでる。でも三波 りんかは涙を拭いて無理やりに笑った。私もつられて笑った。無理やりに。しかし私はそんな三波 りんかの笑顔が嫌いだった。だから抱きしめた。何故か、()に似ていたのだ。何か嫌な予感がして私は彼女を抱きしめた。あいつ(菊池)のことを忘れてしまえ、という気持ちで。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ