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セーフ
学校の登校は主に三波 りんかと佐藤 美玖とでいく。
「玲奈ちゃん。テスト何か返ってきた?」
「理科。」
「何点だった?」
「微妙ー」
「えー!?」
二人揃ってえーと言わなくても・・・別に点数聞いても二人には関係ないことだし。でもどうして知ろうと皆聞くんだろう。人の点数に興味のない私は答えが分からない。そんなことを考えていたら学校へ。
「ちっ。」
「何故に舌打ちをした?」
「お前が遅刻してこんかったから。」
「あっそ。」
だから何だって言うんだ。他人が遅刻してなんになるって言うんだ。全く分からない。人になんて興味がない。他人にも。自分にすらもそこまで興味がないのだ。どうやって他人に興味が湧くというのか。
そしてつまらない授業が始まり、テストが返され卒業式の練習が行われ、隣は何か語っている。何も面白いことなんてない。皆休憩中話をして笑っている。少し前まではいた。今同じ班の藤井 綺羅だ。