P14 色々な数え方③
前回出題した問題の解答をします。
まずは問題を確認して見ましょう。
図のように、1本の直線と2つの円が配置されています。直線にも2つの円にも接するような円はいくつあるでしょうか?
という問題。
まぁ、どう考えても直線の下側で接する円は考えられません。なので
直線と接するのは上側
です。という事は……
後は2つの円とどのように接するかだけを考えればOKですよね。
前回のように円Aに対し、内接する・外接するの2通りあるという風に考えれば……
(円A,円B)=(外接,外接)(外接,内接)(内接,外接)(内接,内接)
の4通りがありそうです。
ところがこの問題はそんなに甘くない。答を先に言いますが、実はその倍の「8つ」が正解となります。
ただ、考え方の指標は当たっているのです。では、実際にどんな円があるのか見てみましょう。
case1 (円A,円B)=(外接,外接)
真っ先に浮かぶのはこの円でしょう。ところがこの条件に当てはまる円がもう1つあるんですね。
このようにバカでかい円を考えれば、確かに直線に接し、なおかつ2つの円に外接しております。
前回出題した「3つの円に」外接する円は1つしかないのですが、「1本の直線と2つの円に」外接する円は、なんと2つ存在するのです。このcase1は以上。続いて……
case2 (円A,円B)=(外接,内接)
これまたこのような円を思い浮かぶでしょうが、条件に見合う円はもう1つ。
あまりにも巨大過ぎる円になるため、上のような図しか描けませんでしたが、まぁ想像はできると思います。というわけでcase2を満たす円も2つ。
以下、case3,case4を満たす円も2つずつあるのです。確認してみましょう。
case3 (円A,円B)=(内接,外接)
この円と
この円。どちらも円Aには内接し、円Bには外接していますね。
case4 (円A,円B)=(内接,内接)
これが真っ先に浮かぶであろう円。そしてもう1つ。
こちらもバカでかい円なので一部だけ描いております。
てなわけでcase1~4まで、条件を満たす円は2つずつという事で答は「8つ」でした。
実はこの問題。東京大学の入試問題の過去問なんですね~。
そりゃ難しいハズ……
と、言いたい所ですが、実は受験生的にはこれと似たような問題に遭遇してるはずなんですね。
数Ⅱの話になっちゃいますが「図形と方程式」というところで
点(2,1)を通り、x軸とy軸の両方に接する円の方程式を求めよ ①
という定番の問題があります。この問題の解き方は省略しますが、条件を満たす円は2つあります。
まぁ東大の方の問題はこれより難しいではありますが、①の問題の延長上にあるんです。
以上で前回から出題してきた第3問を終了します。
そして第4問!
またまた新しい数え方を扱う問題を出題します。
【第4問】
大統領夫妻が、4組の夫妻を招いてパーティーを開きました。
パーティーが始まった直後、みなで挨拶しながら握手しあいます。
握手に関しては
1つ。自分のパートナーとは握手をしない。
1つ。パートナー以外の人物と、必ずしも握手する必要はない。
(握手しない人物がいてもよい)
1つ。同じ人物とは1度しか握手しない。
この3つが条件となります。
大統領夫人は、自分以外の9名が握手した回数を数えました。すると、9名の握手数は全て違っていました。
ここで問題。ズバリ、大統領は何人と握手したでしょう?
論理的思考と、うまい数え方で……
この条件で大統領の握手した回数が出るのです。さぁ、あなたは解けるかな?




