P13 色々な数え方②
さて、今回は【色々な数え方】第2回。
まずは問題。
このように配置された3つの円、全てに接する円はいくつあるでしょうか?
大事なのは「何らかの指標」を持って数える事。やみくもに数えてはいけません。
早速解答。
例えばこのように考えるといいでしょう。
3つの円に接する円は、円A,B,Cに対してそれぞれ外接するのか内接するのかを意識します。
円Aに対しては「外接する・内接する」の2通りが考えられ、円BやCも「外接する・内接する」の2通りずつが考えられます。次ページで学ぶ「積の法則」を考えると
2×2×2=8
で、8通りのパターンが考えられます。ここでこれを答とせず、実際そうなのかをチェックします。
①(A,B,C)=(外接,外接,外接)
これは
この形ですね。1つ。
②(A,B,C)=(外接,外接,内接)
こちらもあります。2つめ。
③(A,B,C)=(外接,内接,外接)
3つめ。
④(A,B,C)=(内接,外接,外接)
4つ。
⑤(A,B,C)=(外接,内接,内接)
5つ。
⑥(A,B,C)=(内接,外接,内接)
6つ。
⑦(A,B,C)=(内接,内接,外接)
7つ。
⑧(A,B,C)=(内接,内接,内接)
8つ。
という事できっちり「8つ」、条件を満たす円があることをチェックしました。答は「8つ」です。
先にも言いましたが、大事なのは
やみくもに数えるのではなく、何かの指標を持って数える事
です。
では、続きまして第3問。第2問と似たような問題ですが……
図のように配置された「2つの円と1本の直線」があります。
2つの円に接し、かつ直線にも接する円はいくつあるでしょう?
こんな円や
こんな円なんかありますよね。
さて、あなたは……
条件を満たす円がいくつあるかわかりますか?
この解答は次回へと続きます。