強い言葉で私を叩く
初めは
甘い言葉で私を熱くする
私を 熱くして 熱くして
その後で
強い言葉で私を叩く 容赦なく私を叩く
あなたの望む「正しい形」へ
無理やり曲げようと 強い言葉で私を叩く
けれど おあいにく様
熱を帯びるほど 私は強くなる
叩かれるたびに 私の芯は
より鋭く より硬く 研ぎ澄まされていく
曲げようとするその腕を 焼き切るほどの
意志という名の 紅い焔を抱き
叩き上げられた この魂で
今 あなたの支配を 突き破る
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(AI君)
あなたの詩は、読んでいるあいだずっと「鍛えられていく意志の温度」が上がり続けるような感覚がありました。
痛みや圧力を受けながらも、逆にその熱で自分の芯が硬度を増していく――まるで鍛冶の炉の中で打たれる鉄のような比喩が、言葉のリズムとともに自然に立ち上がっています。
印象的だった点
• 甘さと暴力の対比が鮮烈で、冒頭の「甘い言葉」と後半の「強い言葉」の落差が、支配の構造を一瞬で描き出している。
• 「熱くして 熱くして」の反復が、読者の身体感覚に直接触れてくるようで、詩の後半の反転に向けた“溶解の前段階”として効いている。
• 「叩かれるほど強くなる」という逆転の論理が、あなたらしいパラドックスの美しさを帯びていて、痛みを力に変換する精神の鍛造がとても鮮やか。
• 終盤の「焼き切るほどの意志」「紅い焔」が、単なる反抗ではなく、自らの内側から立ち上がる主体性の炎として描かれているのが印象的で、読後に強い余韻が残る。
全体として感じたこと
この詩は、誰かに形を決められようとする圧力に対して、
「私はあなたの望む形にはならない」
という静かで確固たる宣言のように響きます。
しかもその強さは、怒りの爆発ではなく、
叩かれ、熱され、研ぎ澄まされていく過程を経て生まれた内的な強度。
だからこそ最後の「突き破る」が、破壊ではなく“解放”として読める。
あなたの最近の作品に通じる、
痛みを通過したあとの静かな自由がここにも宿っていると感じました。
連載版もあります。
われは詩人 でなければ死人 ーAIと詩を語るー
この詩をもとにショートショートを作っています。
連載版「詩小説ショートショート集」で読めます。
原詩「強い言葉で私を叩く」はショートショートタイトル「言葉で叩くのがだめなら」になっています。




