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プリンセス オブ プリンセス  作者: プリンセス オブ プリンセス
3/8

森の中で、出会ったふたり

あらあら?困りましたの、また道に迷ってしまいましたの。

ここは森の中ですの?ついさっきまで街でお買い物をしていましたのに。


あ、ご紹介が遅れましたの。私はグレーテル。家政術士メイドの卵ですの。

この魔法籠の中で眠っているのが、チェシャたん。私のとっても大事なお友達。

だんだん暗くなってきましたの。早く帰らないとまたご主人様に怒られますの。


でも、ちょっとだけお腹がすきましたの。こんな時はお料理ですのよ。

こう見えても私、お料理は得意中の得意ですのよ。

この前も不眠症で悩んでいたご主人様にリンゴのタルトをお夜食で作ってあげたら、

一口食べただけですぐお休みになられましたのよ。

(その後しばらくうなされていらしたけど、悪い夢でもご覧になったのかしら?)


・・・あら?茂みの中からどなたかいらっしゃいましたの。お客様ですのね。


ブランシェットさんとおっしゃるの?ちょうど良いから、お食事ご一緒にいかがですの?

『え?なんか食べさせてくれるのニャ!?親切な人と会えて嬉しいニャ・・・』

まぁ親切だなんて、そんな。よーし、腕によりをかけたシチューをご馳走しますのよ!


あらあら?チェシャたん、どうしましたの?騒いじゃお客様に失礼ですのよ。

『・・逃げろ・・・って言ってる気がするニャ?』

まぁ!物騒ですの。周りには何の危険もありませんのよ?


あるのはこの美味しいシチューだけですの。さぁ、冷めないうちに召し上がれ。

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