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「僕と世界と推しと」  作者: - 晩26 -
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第3話 - 初めてのライブ

夜の配信画面に、Lunaの笑顔が映し出される。いつものようにテンポ良く配信が進む中、突然彼女が視聴者に向けて告げた。


「みんなに特別なお知らせがあります!」


コメント欄が一斉に反応する。


「え、何?」「重大発表!?」「新衣装かな?」


Lunaは興奮気味な視聴者たちに微笑みながら、ゆっくりと言葉を紡いだ。


「実は、初めてのリアルタイムオンラインライブを開催することになりました!」


一瞬の静寂の後、コメント欄は爆発的な反応を見せた。


「マジで!?」「ライブ!?」「絶対観る!!!」


光也はその瞬間、体が震えるのを感じた。彼の胸に込み上げるのは、純粋な喜びだった。


「Lunaが……ライブをやるんだ……」


画面越しのLunaは、これまで以上に輝いて見えた。彼女が続ける詳細説明を、光也は必死にメモしながら聞いた。


「日時は来月の土曜日、夜8時から! 皆さんに楽しんでもらえるよう、たくさん準備しています!」


光也の頭にはすでに、その日の予定を空けることしか考えられなかった。


配信が終わった後も、SNSはライブの話題で埋め尽くされていた。Lunaの投稿には数えきれないほどのリプライとシェアが寄せられている。


「最高のライブにするって言ってたな……絶対見逃せない」


光也はスマートフォンを握りしめ、胸の高鳴りを抑えられなかった。Lunaがどんなステージを見せてくれるのか、彼の期待は膨らむばかりだった。

Xにも同時投稿中。X版はイメージ画像付き。

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https://x.com/bank26nt

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