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「僕と世界と推しと」  作者: - 晩26 -
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第100話(最終回):未来へ続く光

 合同ライブのステージは、眩い光に包まれていた。


 Lunaを中心に集まったVtuberたちが、新たなプロダクションの誕生を祝うように歌い、踊る。その姿を見つめる観客の表情は、純粋な喜びに満ちていた。


 光也、未来、夕真、愛瑠の4人は、会場の片隅でその光景を静かに見つめていた。


 ——かつて、世界は違っていた。


 争いと分断、誹謗中傷に荒れ果てたVtuber界隈。Lunaの名は炎上の象徴とされ、多くのファンが傷つき、失望していった。


 けれど、今ここには、そんな影はどこにもない。


 「……ここにいるんだな、俺たち。」


 光也の言葉に、未来が微笑んだ。


 「うん。でも、前の世界だったら、きっとここにはいなかったかもしれないね。」


 愛瑠も頷く。


 「そうだね……でも、この世界を選んだからこそ、今がある。」


 夕真は腕を組んで、ふっと息を吐いた。


 「……まあ、悪くはないな。」


 もし、過去と同じ道を辿っていたなら——。


 Lunaのライブは開催されることなく、ファンたちは対立し続け、Vtuberという文化そのものが衰退していたかもしれない。


 けれど今、彼らの目の前には、新しい未来が広がっている。


 光也は、ふと夜空を見上げた。


 ——その瞬間、一瞬だけ光が揺らめいた。


 まるで、あの存在が遠くから見守っているかのように。


 「……行こうか。」


 未来が言う。


 光也、夕真、愛瑠——それぞれが頷き、会場をあとにする。


 物語はここで幕を閉じる。


 しかし、彼らの旅は、これからも続いていく——。

- 完 -

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