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詩*卒業写真*

トモダチノウタ

作者: a i o

君に会えることは

何気ない

挨拶や軽口

いきなり降りだした雨に

文句をつけて

新しいコンビニスイーツを

食べ比べては

批評家気取り


ややこしい相関図に

知らんふりを決め込んで

根はイイヒトでまとめる話

だるい授業に

ぼんやりした未来

空虚な空に

雲を並べて


君に会えることは

くだらない自慢話

見せられるとこまでの不幸

ほんとは辞めたい部活と

そんなんじゃないと言った、恋


ちょっとした仲違い

曖昧な仲直り

携帯を行き来したメッセージ

すれ違い様に手を振って

放課後に意味もなく

ぶらついた街


琥珀色の時間と

弾けるような笑い声


君に会えることは

ただ

ちょっとした偶然で

ただ

ちょっとした宿命で


過ぎてしまえば

かさぶたの痕も残らない

引っ掻き傷

反芻しても嘘みたいな

綿飴の

甘ったるさ



嘘みたいだ

こんなにも今は


君に会うことのない今は










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