コング君と委員長と絶対零度の女の考察。1年前
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それでは、本編をどうぞ♪
《薫視点》
「いらっしゃいませ!《コング君特製焼きそば》はこちらですよ♪」
「3つお願い!」
「ありがとうございます!・・・焼きそば3つです!」
大盛況の我がクラス・・・それも全て須佐くんのおかげ♪2年の他のクラスも凄い列ができてるよ!須佐くんの知名度プラスこの料理の美味しさ!食べなきゃ損だよ!
私は大好きな須佐くんの後ろ姿を見ながらあの日、彩希と話したことを思い出します。
あの日須佐くんに送ってもらった私達は私の部屋で須佐くんの事を話します
『やっぱり、彩希を慰めてくれた男の子って須佐くんなんだ!』
『うん、その時も凄く優しくて・・・でも、全然下心もなくて・・・凄くいい人何だって思った・・・でも、同級生とは思わなかったけど。2年か3年だとばかり思ってた。』
『そっか!彩希は入学式の時風邪引いてお休みだったもんね!須佐くん、凄い有名人みたいでね。何かみんな《コング君》て呼んでたよ?それも、2年や3年の先輩たちもみんな!』
『そう言えば、さっきのお医者さんもコングって言ってたね。そうなんだ・・・有名人なんだ・・・じゃあきっと彼女もいるよね・・・』
『うふふ♪それがね、フリーなの!彼女いないの!ほら、うちのクラスにちっちゃくて可愛い女の子がいるじゃん?ミクって子、さっき須佐くんの幼なじみだって言ってた子なんだけど。』
『うん、知ってるよ。私も友達になった。私の所に来て『友達になりましょ♪』っていきなり言ってきた子だから。』
『ははは、そうそう!その子!でね、その子はこれまた須佐くんの幼なじみの才斗くんって物凄いイケメンと付き合ってるんだけど。』
『その彼も知ってる。うちのクラスにもファンがいるから』
『それでね、その彼とミクと須佐くんはいっつも一緒にいてね。ミクはああいう子だから彼の前でも堂々と須佐くんに抱きついたり、おんぶしてもらったりしてるのよ!』
『それは・・・その才斗くんは怒らないの?』
『それがね、全然怒らないの!それが当然のようにしてるの!それでね、ミクの話だと須佐くんは全然彼女がいたことなくてね、今もフリー何だって・・・そりゃ、須佐くん達を知らない人が見たらどう見てもミクの彼氏は須佐くんだと思うから告白もされないだろうけどね。』
『ねぇ、薫・・・薫から見てもミクの彼氏は須佐くんに見えた?』
『最初にその様子を見たときはそう見えたね!』
『今は?』
『今は、だって才斗くんがミクの彼氏だって知ってるし。』
『そういうの考えなしに3人を見たら?』
『う、うーん・・・これ内緒ね?確かにミクは才斗くんと付き合ってるんだけど本人達も言ってるし。だけど、何だろ?違和感があるんだよね。』
私はその当時、同じクラスで3人を俯瞰して見てたから気づいた違和感を彩希に話しました。今となってはなるほど何ですけど。
『違和感?』
『うん、才斗くんもミクも付き合ってるって言うんだけど・・・絶対にミクは須佐くんの方にべったりだし・・・この前なんて、才斗くんが友達と用があるって言ったらミクは須佐くんと手を繋いで帰ったんだよ?『須佐♪一緒に帰ろ♪』って言って須佐くんの手を握ってね。それを才斗くんは『じゃまた明日!』って言って笑顔で送り出したんだよ。・・・あの2人・・・付き合ってるんだろうけど、お互いに好き何だろうけど・・・たぶん違うんだ。』
『・・・友達として好きっていうのを勘違いしてるって事?』
『あぁ!そんな感じ!ミクも才斗くんもお互いに好きだけど、多分本当に好きな人がいるんだ!だけど、それに自分が気づいてないんだ・・・あれ?でも、そうなると・・・ミクは須佐くんの事が好き?』
『私はそう思う。さっき須佐くんがいつも2人が誘ってくるって言ってたじゃない?』
『うん。』
『それって、3人で遊ぶのが楽しいじゃなくて、須佐くんがいるから楽しいんだよ、ミクは。』
『えぇ!じゃあ才斗くんが可哀想じゃん?』
『・・・才斗くんは多分そんなミクの気持ちを何となくだけど知ってるし・・・違うな、知らないけど、当たり前みたいに思ってるんじゃない?』
彩希は物凄く人の心の機微に敏感で、察する事が出来ます。まるっきし超能力です!でも、本人が男子苦手な王子様キャラだから無意味何ですけど。
『どういう事?』
『ミクは須佐くんが男として好き。才斗くんの事は友達として好き・・・ここまでは良い?』
『うん。』
『それで、多分だけど、才斗くんがミクに告白したんじゃない?』
『うん、そう聞いてる。』
『ミクは須佐くんも才斗くんも同じ位好きだったんだよ。ベクトルが違うことに気づかない位に。それで才斗くんに告白されて勘違いしたんだよ。才斗くんの事を男として好きって・・・』
『そんな!』
『で、いざ付き合ってみて、実際仲もいいんだろうけど・・・友達以上の事はしない。デートも毎回須佐くんを誘ってくっつくんだよ・・・そろそろ自分でも違和感に気づき始めてるかもね。』
『それじゃ、やっぱり才斗くん可哀想じゃん!』
『・・・それが違うんだよ・・・きっと。』
『何が違うの?』
『今、薫は才斗くんがミクの事を女として好きって前提で話してるでしょ?』
『そりゃそうよ!だって、才斗くんが告白したんだよ?』
才斗くんが3月にミクに告白して、それでミクが受け入れて付き合い始めたって・・・何が違うの?才斗くんはミクが好きなんでしょ?
『これは、あくまで多分だけど・・・才斗くんもミクの事が友達として好き何じゃないかな?』
『え?・・・だって告白・・・』
『だから、才斗くんもミクと同じ勘違いをしてるんだと思うよ。こっちは、才斗くんは気づいてると思う。』
『なっ!』
『多分・・・才斗くんはミクに告白する前に本気で好きな人との間に絶対にどうしようもない事があってその人を諦めようとしたんじゃないかな?』
『・・・』
『それで、恋人を作ろうと思ったけど、今までその女の子を好きだったから周りに女の子がたくさん寄ってきても気づかないでいたんだと思うよ。それで、友達として大好きなミクの事を、女性として好きだと勘違いして告白したんだよ。』
『・・・』
『だけど、付き合ってみて、ミクは須佐くんに抱きついたりするし、デートにも須佐くんを誘う。そして、それを嫉妬しないで受け入れてるし、自分からも須佐くんを誘う・・・才斗くんは気づいてる。でも、その女の子を忘れようとしてミクといる。でも、ミクは才斗くんの事を友達としてしか内心見れてないから才斗くんとは何も起こらない。才斗くんもミクの事を友達としてしか見れないから何も起こさない。・・・きっと須佐くんに対しても悪いって思ってるんじゃないかな?』
聞いてて頭が痛くなってくるし、何か悲しくなってくるよ。
『じゃあ、これからどうなるの?』
『・・・ミクが自分の本心に気づいた時にどうなるかだと思う。』
『須佐くんはこの事知ってるのかな?』
『知らないと思うよ。何かこれは確定だけど・・・須佐くん、天然記念物クラスの超鈍感でしょ?特に色恋に関しては。』
『・・・そうかも。普通、あそこまでべったりくっつけば勘違いしてもおかしくない!でも、それをミクだからって受け入れちゃってる。』
『だから、須佐くんが気づくってないわ。須佐くんが気づくのはミクが全部話して、告白をしなきゃ。ひょっとしたら目の前で全裸にならなきゃ気づかないかも・・・』
『ははは・・・まさか!・・・・・・あり得るかも。』
ミクが目の前で告白して、それでも冗談だと思って、目の前でミクが全裸になって須佐くんに襲いかかって・・・やっと気づく・・・うん、想像できたよ・・・
『・・・どうする?多分私達も同じよ?ただ告白しても気づかれない気がする。』
『・・・私達も全裸コースかぁ!彩希!一緒にお願い!』
『何、バカな事を言ってるの!それは最終手段!』
『そっか!ははは♪』
『そうよ!ふふふ♪』
・・・まさか、そのまま冗談じゃあ無くなるなんてその時は思わなかったよ。
「・・・薫さん!」
「あっ!何?須佐くん?」
いかん!ぼーっとしてた!須佐くんが覗きこむようにこちらの顔色を伺います。
「体調でも悪いですか?熱でもあります?何か顔が赤いし?」
それは、君の顔が近いからです!わぁ!須佐くんの顔が近い!綺麗な目だなぁ!・・・キスしたいなぁ・・・じゃなくて!
「ちょっと失礼・・・うーん熱はないです・・・」
「わ、わ、わ、わ、わ、わ・・・」
須佐くんのおっきな手が私のおでこにぃ!凄い幸せ!時よとまれ!わぁ!嬉しいよぉ!・・・良い匂いだよぉ・・・安心するし・・・欲情しそう!私、処女なのに!
「少し、休憩するです!まだまだ1日は長いですから!」
「うん、ご馳走さまでした!じゃなくて!ありがとう!」
「?うん?どういたしまして?」
変な事を口走っちゃった!首をかしげながらまた、鉄板に向かう須佐くんを見つめていると・・・
「薫・・・欲情しすぎ・・・」
「ミク!・・・貴女はよく毎日あんだけ須佐くんにくっついて欲情しないわね?何で?」
「うん?何言ってるの?私は毎回、欲情してるわよ♪」
「はぁ?」
「須佐のそばにいるだけでもう♪」
「変態!」
「お互い様だぁ!」
「・・・今日だね・・・」
「うん♪私が行くまで待っててね?」
「それは、もちろん!そっちは大丈夫?何とかなりそう?」
「それは大丈夫!外堀は全部埋まったらしいから、後は敵を潰すだけ。一応私も援護に行って確実に潰すから♪」
「頑張ってね!応援してる!」
「ありがと!才斗にも言ってあげて?緊張してるみたいだから!」
「了解♪・・・さて、戻らなきゃ♪」
「まだ休んでて良いわよ?・・・そこで、須佐のお尻を見て欲情しときなさい♪」
「ミク!!」
それでは!お読みいただきありがとうございました!




