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コング君と月下美人の希望の未来

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それでは、本編をどうぞ!




 《美咲視点》




 『なるほどね・・・わかりました。今から電話をかけますから少々お待ちを。』


 体育館の休憩室で唯先輩達と待っていると警察官の方たちがやって来ました。唯先輩と須佐くんが指導しているそうです。


 『署長、寺嶋です。今、神原高校にいます・・・サボリじゃないですよ!須佐先生と唯先生から連絡がありまして・・・それでですね、DV被害にあっている女性とその娘さんを保護しました・・・で、ここからが問題何ですが・・・そのクズ男には協力者がいまして、どうやら我が署の警官のようです。・・・間違いありません。四課の権田です。・・・罪状は婦女暴行、恐喝、傷害、強姦・・・叩けばまだまだ出ますよ?・・・えぇ、すぐに確保して下さい。逃がしたら唯先生が署長の所に伺うそうなので・・・脅しじゃありません。事実ですよ?隣に唯先生がいますから代わりましょうか?・・・すぐに動く?えぇ、そうして下さい。それから、うちの課の連中に逮捕状を持たせてすぐに今から言う連中を取っ捕まえに行かせて下さい。今日中に片をつけます。・・・えぇ、お願いします。』


 私の前で警察官の方は電話をしてくれました。おそらく私が警察官に不信感を持っているからでしょう


 『大城署の署長に連絡しました。すぐに全員確保します。』

 『寺嶋さん、お疲れ様。ところで、さっき私の名前で署長さんを脅迫しませんでした?』

 『いや!脅迫なんて!事実を言ったまでですよ!そうでしょ?』

 『ふむ、確かに事実です。仕方ないですね許して差し上げましょう。ところで・・・そのクズ達の名前を教えて下さい。刑務所から出てきて美咲ちゃんの所にこられても面倒なので・・・』

 『構いませんよ。どうされるおつもりで?』

 『・・・なに、2度とこの街にこれないようにするだけです。』

 『・・・了解です。よろしくお伝え下さい。』

 『えぇ。美咲ちゃん、ちょっと電話して来ますね。』

 『は、はい。』


 唯先輩はすぐにどこかに電話をしに行きます。


 『栗田さん、警察官が貴女を傷つけたことを、同じ警察官として謝罪します。申し訳ありませんでした!これから貴女を傷つけたクズどもには罪を償わせて、2度と貴女の目の前に現れないようにさせます。本当に申し訳ありませんでした!』


 そう言いながら警察官の男性は私に頭を下げてくれます。周りにいた婦警さんも、また真琴さんも同じように頭を下げてくれます。この人達は本当に正しい正義の執行者たる警察官なのだと思います。信頼のおける人達なんだと。


 『お待たせしました。話はつきましたので、美咲ちゃん達はもう、大丈夫です。ついでに署長さんにも念を押したので大丈夫でしょう。』


 本当に私達は救われた・・・須佐くんの言った通りに・・・イベントの合間を縫って須佐くんが来てくれました・・・大きなキャンディと特性の焼きそばを持ってきてくれました。そして、私達に一緒に住むように言ってくれたのです。また、涙が溢れてきます。


 『辛いことも美味しい物を食べれば少しは癒されます♪うちにいる間は美味しい物をたくさん出しますから!期待しててください♪』


 そう言った彼の笑顔はとびきり優しくて、眩しい笑顔でした



 それから私達は警察署で調書を取り、婦警さんの協力でとりあえずの衣服を取りに行き、そのまま市役所で離婚届を提出したのでした・・・つい先ほどまで死のうとしていた私達は正しく救われたのです。

 午後も途中から学園祭に戻ることが出来て感謝の気持ちでいっぱいです。


 『美咲ちゃん!こっちです!』

 『わぁ!本当に美咲だ!久しぶり!』

 『美咲ちゃん!良かったねぇ♪』

 『美咲!もう大丈夫だからな!』

 『美咲ちゃん♪こっちおいで♪うちの娘と同じ年なんだよ!同級生なんだよ!ほら!楓ご挨拶♪』

 『いちのせかえでですっ!みゆきちゃんおともだちになろ♪』

 『えーと・・・うん!かえでちゃんおともだちになって!』


 澪先輩、美亜先輩、理穂先輩、桜先輩・・・当時の優しい先輩たちが・・・そして、桜先輩のお子さんの楓ちゃんが笑顔で迎えてくれます・・・美雪が、生きる希望を持ってくれた・・・そして私も・・・


 須佐くんが男子生徒をなぎたおしているその時に唯先輩達とのお話がありました


 『ねぇ、美咲ちゃん・・・正直に答えて欲しいんだけど・・・』

 『は、はい』

 『須佐の事・・・好きでしょ?もちろん、男として・・・今でも。』

 『せ、先輩!』

 『お願い、答えて!貴女が今、須佐の事を好きなのは見ればわかるんだけど・・・貴女の口からちゃんと聞きたいの。』


 真剣そのものの表情で唯先輩は尋ねてきます。周りには美亜先輩達もいるのに・・・あれ?でも美亜先輩も澪先輩も真琴さんもみんな真剣に私の答えを待っているような・・・


 『先輩・・・えぇ、私は須佐くんの事が好きです・・・今日会って一目惚れしました・・・あまりにも須佐くんが変わっていたから、あの須佐くんだとは気づかなくて・・・初恋の男の子だと気づいて余計に・・・すいません、先輩。私みたいな馬鹿で薄汚れた子持ちの女でしかも、その恋心を捨ててダメ男と結婚までしてしまった・・・須佐くんの事を好きなんて・・・ダメですよね。ちゃんとこの気持ちは忘れますから・・・助けていただいたのに気持ち悪いですよね・・・』

 『『『ぐふっ!』』』

 『美咲ちゃん・・・今の貴女のセリフは他の子達にもダメージがあるから、許してあげて?』

 『え?』

 『ねぇ、美咲ちゃん。勘違いしないで欲しいんだけど・・・私は・・・いえ、私達は反対してないわ。』

 『どういう事ですか?』

 『ねぇ、美咲ちゃん・・・私達も須佐を愛してるわ・・・だから、私達の仲間にならない?』


 唯先輩の話した内容は驚愕でした。この現代でハーレム?しかも、既に10人以上の女が入っているなんて・・・私も入っていいの?仲間にしてくれるの?須佐くんを愛してもいいの?


 『不安なのもわかるよ。私も汚れた女だからね・・・多分美咲よりもっと・・・でもみんなが大丈夫だって、そう言ってくれたんだよ・・・大丈夫だよ美咲・・・みんなで幸せになろ?』

 『美亜先輩・・・』

 『私も子持ちだよ?でも須佐くんの事を愛してる。何があっても須佐くんから離れない。いつか、須佐くんが成人したら楓に須佐くんはパパだって教えるつもり。それに須佐くんの子供も生むよ、私は。』

 『ママ、かえでもこうこうせいになったらすさくんのはーれむはいるからね?』

 『楓!・・・ふふふ♪それも良いかもね。じゃあ色々頑張んなきゃね?』

 『うん!』

 『桜先輩・・・いいんですか?』

 『楓が須佐くんの事を好きなのはわかるし。アリだと思うよ?それに、この世の中でハーレム創ろうなんて普通じゃないから♪今さら1つ2つびっくりすることが増えても問題ないよ。みんなで幸せになれば良いんだから♪』

 『ひゅー♪肝が座ったねぇ♪桜。』

 『そりゃ、先週痴女紛いの大失態をしたからね!もう、怖いもんなんてないよ!ははは・・・』

 『『『言えてる』』』

 『こら!』


 何だろう・・・同じ男の子を好きになったのに、全然ギスギスしていない・・・何だか信頼しあってみんなで幸せになろうとしてる・・・


 『美咲ちゃん・・・ひょっとしたら独占したかったのかもしれないけど・・・きっと、須佐の事を好きになる女の子はもっとたくさんいる。私は・・・須佐と離れるなんて死んでもいや。ここにいるみんなもそう。だったら・・・みんなで幸せになりましょう!ちょっとは嫉妬するかもだけど、それでも、私はみんなと幸せになりたい・・・美咲ちゃんと一緒に須佐を愛したい。』

 『先輩・・・本当に良いんですか?私も須佐くんを愛して良いんですか?須佐くんのそばにいても良いんですか?』

 『『『もちろんよ!』』』

 『お願いします!私を仲間に入れて下さい!私も須佐くんが好きだから!愛してるから!私の全部を須佐くんに捧げます!だから・・・だから!』

 『『『ようこそ!ハーレムに♪』』』

 『歓迎するわ美咲ちゃん。美雪ちゃんもしっかりみんなで育てて行きましょう。大丈夫・・・幸せになれるから、みんなで幸せになりましょう!』

 『はい!・・・はい!・・・ありがとう・・・ございます・・・グスッ・・・』

 『ママ?』

 『グスッ・・・美雪、今度こそ幸せにするから!ママ、頑張るから!美雪!』

 『うん!うん!ママといっしょにわたしもがんばる!』

 『美雪!』

 『ママ!』


 私は大事な大事な我が子を抱き締め、深く誓います。この子を幸せにすると、そして、須佐くんを愛して、愛し抜いてこのハーレムで幸せになると・・・






 「美咲さん、美雪ちゃん、お2人の好きな食べ物はありますか?」

 「え?えーと・・・私は・・・餃子が好きです。」

 「わたしは、からあげです・・・」

 「おぉ!餃子と唐揚げですね♪よーし、今日は2つとも作りますね♪」

 「えっ!でも、それは申し訳・・・」

 「美咲ちゃん、須佐は料理が好きと言うより、自分が作ったものを美味しいって言って食べてくれる人の笑顔が好きなんだから、気にしなくていいですよ。」

 「で、でも・・・」

 「美雪ちゃん♪他には何かある?何でも作るよ♪」

 「えーと・・・おとうふのおみそしる・・・」

 「よーし♪お豆腐のお味噌汁だね♪作る♪作る♪」

 「・・・相変わらず何ですね、須佐くんは。昔と何にも変わらない。」

 「えぇ、その通りよ。安心した?」

 「はい!」

 「?唯さんと美咲さんはお知り合い何ですか?」

 「ふふふ♪須佐くん、美咲ちゃんはねぇ、私達のぉ大事な大事な後輩なんだよぉ♪」

 「しかも、須佐くんが子供の時に一緒に遊んだこともあるよ!」

 「須佐くん、また忘れてるでしょ?」

 「相変わらずだなぁ、須佐くんは。」

 「えっ!あの!その!・・・すいません・・・」

 「須佐はダメだなぁ!私はすぐに美咲さんに気づいたよ?」

 「くっ!ミク・・・才斗は、覚えてる?」

 「須佐・・・俺に振るな。お前が覚えてないのに俺が覚えてるわけないだろ。」

 「どんかんすさくんとざんねんさいとくん!」

 「「うぐっ!」」

 「ふふふ♪本当に相変わらず仲が良いんですね・・・大丈夫ですよ?きっとまた思い出しますから♪」

 「はい、すいません・・・とりあえず、今日は餃子と唐揚げをメインにスープはお豆腐のお味噌汁で他にもたくさん作りますからね♪楽しみにしていて下さい!ミクもマキちゃんも才斗も茜さんもご飯食べてくでしょ?」

 「「「もちろん♪」」」

 


 私達はみんなで須佐くんの家に向かいます。これから私達が住む家、そして、明日の夜にみんなで告白する場所・・・ここから始まるのです。私達の新たな生活が・・・今・・・




お読みいただきありがとうございました!

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