コング君は月下美人な奥様を救う
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それでは本編をどうぞ!
《須佐視点》
後は楓ちゃんと、もう1人の女の子だね。よし、頑張ろう!
もう1人の女の子は、凄く大人しい感じの楓ちゃんと同じ年位かな?お母さんは淡い栗色のロングヘアで白いワンピースに茶色のカーディガンスラッとした細身の身体に豊満な胸をお持ちです、それに静かで優しい雰囲気です・・・それより・・・
「あの、おかあさんとのりたいです・・・」
「はい、わかりました。今日はお父さんはいないの?」
「・・・はい・・・」
うーん、やっぱりそうかなぁ、何か・・・うーん。
実は、最初にこの子とお母さんを見たとき、気になっていたことがあります。それは・・・
「それじゃ、お母さんは僕の肩に乗って下さい。」
「は、はい・・・失礼します・・・」
「・・・才斗!僕の携帯ちょっともって来て?・・・頼む」
「ふぅ・・・わかったよ。理由は聞かずにおく。」
「あぁ、後で教えるよ。」
「ほら・・・まかせる。」
親子2人を乗せて歩きます・・・さて、聞くか・・・
「お母さん・・・お聞きしても良いですか?」
「は、はい?」
「お2人のその脚の怪我、それから腕にある痣・・・多分服で隠れている所にも痣があるでしょう?上手く化粧で誤魔化してますが顔にも・・・」
「・・・!」
「僕は、武術を嗜んでいますので、それがどういった怪我なのかわかります。・・・日常的に受けているということも。」
「・・・」
「・・・ご主人ですか?」
このお2人には、無数の痣があります。薄く消えかけの痣から、おそらく今日、つけられた痣まで・・・家庭内暴力・・・それが頭に浮かびます。
「・・・はい・・・私の主人は、仕事もせず、毎日お酒を飲んでは暴力をふるい・・・時には、お友達と一緒に私を・・・襲い・・・今日もお酒を飲んで暴れる主人から逃げるように、この学園祭に・・・」
「つらい事をお聞きしてすいません・・・少々お待ち下さい・・・冬華先輩、楓ちゃん達まで終わったら一旦休憩にしましょう。」
「・・・了解です。唯さんと、真琴さんをお連れします。」
「えぇ・・・さすがですね。体育館の入口の隣に休憩スペースがありましたね?そこに待機してもらって下さい。」
「了解です。彼女達の案内も私がします。」
「お願いします・・・ありがとうございます。」
「ふふふ♪この程度、大した事じゃありませんよ?須佐くんのお役にたてるなら何でもどうぞ♪」
よし、これでいい。彼女達の身の安全は確保と。
「あ、あの?」
「お名前をお伺いしても?」
「は、はい、栗田 美咲です。娘は美雪です。」
「・・・美咲さん、今から、警察の方を呼びます。詳しくはお巡りさんが何とかします。必ず助けます。ご安心下さい。」
「・・・主人の友人が警察にいて・・・通報したり、助けを求めるとまた、私と、今度は美雪が!」
「大丈夫です!必ず守ります!それに、今から呼ぶお巡りさんは信用できる人です!安心して下さい!・・・美咲さんと美雪ちゃんは必ず助けます!」
「あ、ああ!信じてもいいんですか?・・・助けて・・・下さい・・・助けて!」
「はい!」
僕の肩の上で震える美咲さんをゆっくりと下ろして、冬華先輩にまかせて、僕は電話をかけます。イタズラ好きのあの警部さんに。
Trrrrrrrrr
「もしもし、寺嶋さん?」
『おぉ、コング君、どうした?今、学園祭の真っ最中だろ?』
「お仕事ですよ、寺嶋警部。今、DV被害を受けている親子を保護しました。かなりひどい状態です。しかも、警察にお仲間がいると脅しを受けているみたいです。」
『おいおい、本当か!わかったすぐに向かう、安心しろ、俺の信頼する部下と婦警と向かう。』
「今、神原高校の第一体育館です。唯さんと真琴さんが彼女たちと一緒にいます。」
『北島もいるのか、じゃあ婦警はいらない?』
「いるに決まってんでしょ!真琴さんはお休み何だから!」
『わかった!わかった!とりあえず、すぐに向かう。5分くらいでつくから。』
「了解です。パトカーじゃなく、覆面できてください。」
『了解だ。じゃ後で!』
よしっと!後は・・・
「須佐くん、人助け?」
頭の上から声がします。桜さんと楓ちゃんを肩の上に乗せています。
「さっきの電話聞こえちゃいました?」
「うん、須佐くんはやっぱり、ヒーローだね。困ってる人を見たら助けたくなっちゃう。」
「ははは、でも、それが普通です。みんなが笑顔でいればみんなが幸せなんだから。」
「うん、そうだね。でもそれを言える須佐くんはヒーローだよ!皆のヒーローだよ。」
「ははは、ありがとうございます!」
「・・・私のヒーローだよ。」
「ん?何です?」
「何でもないよ♪」
「すさくん、ほんと、どんかんはつみだよ?」
「楓!」
「あの、何かすいません。」
「みんな!コング君は今からちょっとエネルギー補充のためちょっと休憩でーす!みんなもちゃんと休んでね♪」
エネルギー補充ってロボットですか僕は?・・・冬華先輩のアナウンスで休憩に入った僕たちはすぐに体育館の入口に向かいます。
「唯さん!真琴さん!」
「須佐、お疲れ様。よく彼女たちに気づきました。褒めてあげます。」
「寺嶋先輩は先程ついて美咲さんから話を聞いてるよ。」
「ありがとうございます!」
奥の部屋で寺嶋さんと婦警さんが美咲さんと美雪ちゃんに話をしてます。
「おぉ、コング君。お疲れ!彼女たちから話を聞いた。そのお友達ってのも誰かわかった。そいつは確かに警官だ。今、信頼出来る連中に連絡してそいつは確保した。警察の恥さらしだ。きっちり罰を与える。署長も動いてるからそっちは安心だ。後は、旦那の方だが、そっちは今から人を集めて確保に向かう。今日中に片をつけるよ。それで、彼女達なんだが・・・このまま、一度警察の方で事情聴取をするんだが、何かトラブルがあった時のために彼女達の家には帰らない方がいいと思う。」
「・・・唯さん、良いですか?」
「もちろんです。寺嶋さん、彼女達はうちであずかります。聴取が終わったらうちに連れてきて下さい。あぁ、早く終わるようならここでも良いです。せっかくの学園祭ですから。」
「そ、そんな!そこまでお世話になるわけには!」
「美咲ちゃん、お気になさらず。うちは広いですし、同居の人間もたくさんいます。須佐以外はみんな女の子ですし、優しい子ばかりです。・・・あぁ、そうですね、ご不安もあるかと思うので・・・寺嶋さん、真琴ちゃんをうちに住まわせたらいかがです?婦警さんですし、信頼もありますから私としては大変ありがたいのですが?」
「えぇぇぇぇぇ!」
「え?うーん、唯先生それは・・・」
「寺嶋さん?真琴ちゃんは私の大事な仲間ですよ?お分かりですよね?」
「わ、わかりました!そのようにします!署長にも伝えます!」
「さすが、寺嶋警部!良かったですわ♪腕立ての本数を増やさなくて済みます♪」
「うへぇ。」
「須佐、真琴ちゃんも同居になりますが良いですね?」
「もちろんです!」
「そういうわけで真琴ちゃんも良いですね?」
「は、はい♪頑張ります♪」
「え?あ、あの?」
「美咲ちゃん、うちにお越し下さい。大丈夫ですから。ねっ♪」
あっという間に美咲さんと美雪ちゃんと真琴さんが同居する事になりました。確かに、見ず知らずの人間の家にお世話になるのは勇気がいります。真琴さんがいらっしゃれば、建前上警察の庇護下にあるので少しは気が楽でしょう♪
「それじゃ、行きましょうか。」
「あっ!ちょっと待って下さい、寺嶋さん!」
「ん?どうした?コング君。」
「いえ、今から聴取じゃ、午前中は戻ってこれないでしょ?だから・・・はい♪美雪ちゃん。これはね、午前中のイベントに参加してくれた子にプレゼントする為に作ったキャンディとクッキーです。美雪ちゃんにあげる♪クッキーは、2つ入ってるからママとわけっこしてね♪」
「ありがとー!ママおっきなキャンディだよ!」
「良かったわね・・・すいません、こんなにしてもらって・・・」
「気にしないで下さい。これは美雪ちゃんの当然の権利です。それから、はい♪これをどうぞ♪」
「・・・これは?焼きそば?」
「僕のクラスが作ってる焼きそばです。僕のレシピで作ってあります。お昼に食べて下さい♪美味しく出来てますから!」
「あ・・・あり・・・がとう・・・ござ・・・います・・・」
「つらい事も美味しい物を食べれば少しは癒されると思います。うちにいる間は美味しい物をたくさん用意しますから♪楽しみにして下さい♪」
「あ、ありがとうございます!ありがとうございます!」
「それじゃ行こうか。」
「あ、寺嶋さんと婦警さんも焼きそばどうぞ♪そのかわりしっかり片をつけて下さいね?」
「おっ!こいつはありがたい!今日の昼はカップ麺じゃなくて済む・・・まかせとけ、今日中に終わらせるよ。」
「美味しそう!ご馳走様です♪」
「本当にありがとうございました。」
「ははは、頑張って下さい。今日の夕食は期待して下さいね♪」
「はい!」
「ありがとー♪」
こうして、美咲さんと美雪ちゃんは聴取に向かいました。幸せになってくれると嬉しいなぁ。
さぁ、休憩終わり!頑張るぞぉ!
お読みいただきありがとうございました!
美咲さんはヒロインです!
ヒロインをどんどん増やしてしまってすみません!!
頑張りますので最後までお付き合いお願いします!




