コング君と生徒会長とマドンナ先生と酒屋の美人妻
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それでは本編どうぞ♪
《冬華視点》
私は、白峰 冬華と言います。神原大学付属神原高校の3年1組に在籍し、生徒会長をこの4月から務めています。4月の後半には、神原高校の学園祭があります。我が校は伝統的に、なんと言いますか『馬鹿騒ぎ』が好きな学校でして、その中でも、春の学園祭は全校生徒、教員が一丸となって全力であたる一大イベントになります。
私は、生徒会長としてこのイベントの生徒側の総責任者であり実行委員長になります。その為、各クラスの出し物等のチェックを実行委員の面々と、執り行っています。
・・・と言っても、基本的には禁止事項に抵触しなければ、こちらからお願いする事はありません。そもそも学園祭の禁止事項は、
火の元注意
夜間残っての準備の禁止
違法行為の禁止
人命の安全確保
年齢制限のあるサービス等の卑猥な物の売買禁止
・・・・・・先輩方は一体何を?
ま、まぁ、このように常識の範囲内で在れば問題ありません。また、当日は不正を執り行う生徒がいた場合や外部から侵入してくる不穏分子や危険人物の排除を行う、『学園祭警備委員』が2日間しっかりと警備を行うために、馬鹿騒ぎをやっているのに、かなり治安が良いです。警備委員に捕まれば、生徒ならば厳重注意の上に学園祭への参加禁止。外部からのお客様は厳重注意の上に警察に通報になります。
我が校の生徒にとって、学園祭の参加禁止はかなりのダメージになり、最近は各生徒が協力して違反者を出さないようにしています。
実際、警備員の仕事は、問題を起こす外部からの訪問者の排除が主になります。
私達、実行委員は生徒の皆で楽しめ、盛り上がるように準備を進めています。しかし私は・・・
実は今回、委員長の立場を利用して学園祭の1日目のプログラムは全て私が作りました。もちろん、全校生徒の許可はいただいてます。いや、むしろノリノリでした。学校側もかなりの集客になると予想でき、快く受理して貰いました。
全ては、学園祭の1日目を須佐くんと過ごす為、私の個人的欲望の為に権力を使いました。後ろめたさはありますが、学園祭の成功を確約したも同然のプランなのでお許しを。
「冬華さん、その小物類はこちらに纏めて下さい。」
「はい、先生。わかりました。」
黒田 紗ゆり先生。我が校きっての美人教師で、授業も分かりやすく、生徒からの人望もあり大変素晴らしい先生です。『神原のマドンナ』と言われる程の美貌は並みのアイドルなら裸足で逃げ出すでしょう。
今は、須佐くんのハーレムに入り、今日から須佐くんのお家に住むため、引っ越しを進めてます。私はそのお手伝いに来ています。もちろん、須佐くんはハーレムの事は何も知りません。
「しかし、『神原の妖精』が須佐くんのハーレムメンバーだったなんて・・・驚いたわ。」
「うふふ、『神原のマドンナ』にそのような通り名を覚えて頂いてるとは・・・恥ずかしいです。」
「その『神原のマドンナ』はやめて下さい。恥ずかしいです!」
後ろの方で理穂さんが声をかけます。この方は大変妖艶な美女です。
「へぇ!さゆりん先輩、今はそんな風に呼ばれているんですねぇ♪あの神原の鬼「理穂!」」
「な、何でもないわ・・・さ、続けましょう。」
「うふふ、ご心配なさらずとも『神原の鬼百合』の事は存じてますよ?先生♪」
当然、知ってます。有名ですから♪
「なっ!何で・・・何で知ってるの!貴女は確か去年の春に海外から転校してきたばかりでしょ?!そんな10年も前の私の通り名を・・・理穂!」
「わ、私は教えてませんって!な、何で?」
あぁ、そうでしたね。私は去年、転校してきたんでした。
「私は・・・10年前までこちらに住んでいました。だから、知っています。当時の紗ゆり先生とお話ししたこともありますし、理穂さんや澪さんの昔の姿も存じてますよ?もちろん、美亜さんのことも・・・澪さんと唯さんと桜さんはあまり変わってませんが、お3人はかなりお姿が変わられて、びっくりしました。」
唖然とされるお二方です。やはり今の私の姿では、気づかないでしょう。昔の姿には戻れませんが。
「う、うそ、と、当時の私と話した子供何て須佐くん以外に・・・え?・・・いや、だって?確かにもう1人いたけど?!そんな!まさか?!・・・あり得ないでしょ?」
おぉ、10年前のたった1度の邂逅でしたのに、覚えていて下さるとは・・・嬉しいです。
「あの時の先生の『大事な人を忘れるな』と言うお言葉のおかげで、私はここに戻ってきました・・・皆と・・・須佐くんを忘れなかったから。」
あの言葉がなければ、みんなの元に戻りたいと言う意思も時間に流され消えていたかもしれません。
「ほ、本当に、あ、あの時の?あ、え?え?え?え?えぇぇ!」
おやおや、びっくりさせてしまいましたね♪
「ちょっと!さゆりん先輩!!私にもわかるように説明して!!」
「ダメですよ、理穂さん。私の秘密は紗ゆり先生の秘密と同等か、それ以上です。何せ、須佐くんは気づいてないし、才斗くんもミクちゃんに言われてもまだ信じられなかったですから♪」
「そりゃそうよ!私だって、まだ脳が追い付いていないもん!」
「そ、そんなに?」
「ちなみにミクちゃんが気づいたのは今年の3月です♪まぁ私も3人に気づいたのは3月なんですけど。痛恨の極みです。」
あと1年、あと1年前に気づいてれば!高校生活がまた、変わったのに!今でも悔いてます。
「須佐くんも変わったから・・・気づかないのは仕方ないわ。・・・しかし・・・まさかよ。まさか、あの時のあの子が・・・」
「気、気になるぅ!ねぇ!冬華ちゃん!私にも教えてぇ!」
理穂さん・・・教えてあげてもいいんですが・・・
「まだ、ダメです。私の秘密は学園祭の2日目、打ち上げ後の全員で須佐くんに告白するときにわかります。私も紗ゆり先生と同じく全てを打ち明けます!」
「そ、そんなぁ、だって、さゆりん先輩びびって言わない可能性も・・・」
「そうなんですか?紗ゆり先生?」
「うぐっ!・・・い、言うわよ・・・言うわよ!全部須佐くんに言うわよ!告白するわよ!冬華さんが告白するなら私だって告白するわよ!」
「紗ゆり先生・・・はい!勇気を出しましょう!きっと、須佐くんは受け入れてくれます!」
「えぇ!そうね!きっと大丈夫!」
「・・・理穂さんも言うんですよ?ちゃんと全部包み隠さず紗ゆり先生にも澪さんにも黙っていることを。」
「え?・・・理穂?貴女ひょっとして?」
「な、な、な、な、な、何で知ってるのぉ!!」
「言ったじゃないですか♪10年前はここに居たって♪子供の目を甘く見ないで下さい?大好きな人の事だからすぐにわかりますよ?」
理穂さん?しゃべらない気でしたね?逃がしませんよ?
「う、う、う、わ、か、り、ま、し、た・・・でも勇気がぁ・・・」
「理穂!あなた散々私に言っといて!」
「だってぇ!私は1回諦めて源一郎さんに嫁いじゃたんですよぉ!!言い出せないじゃないですかぁ!昔から、10年前から好きだったなんてぇ!」
「頑張りましょう?理穂さん!」
「ふぅ、理穂、この事を知っている人はいるの?」
「うぅ、源一郎さんは知ってますぅ。正直に言いましたぁ。そしたら、『そんなもん、最初から知ってたわ!俺が手を付けちまったから来てくれたんだろ?で、諦められないんだろ?須佐が。だったら全力で当たれよ!よし!離婚してやる!本気出せ!須佐だったら文句ねぇ!俺は歳だし夜も起たねぇ。お前にゃ悪い事をした。俺はお前の初めてを貰えただけで充分だ!澪と一緒に須佐に貰われろ!」って言いましてぇ、澪も知らないですぅ。」
「源一郎さんは相変わらず破天荒と言うか何と言うか・・・」
「変わってるんですぅ、ハーレムの協力者ですし。」
「と、とにかく!私にあれだけ煽ったんだから、理穂もちゃんと告白しなさい!」
「うぅ、はぁい・・・こわいよぉ・・・嫌われないよねぇ?大丈夫だよねぇ?」
「大丈夫よ、須佐くんなら、理穂がショタコンの年下好きってわかっても受け入れてくれるわ♪」
「ショタコンって言うなぁ!」
お読みいただきありがとうございました!




