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コング君と秘書のお姉さんの決意

ブックマーク、評価ありがとうございます!


それでは本編をどうぞ♪




 《南美視点》




 私は東西(とうざい 南美(なみと申します。短大を卒業後、両親を亡くしその借金を返す為に働きました。しかし、闇金から借りたお金もあり、とうとう風俗に堕ちる・・・その時に支配人が私を救ってくれたのです。私の借金を全て肩替わりしてくれ、私を秘書として雇ってくれたのです。恩に報いる為にも必死に働きました。ですが・・・支配人も裏の世界の人間・・・私を助けたのも、自分に利があるから。


 昨日の夜支配人からの呼び出しで事務所に向かうと支配人が


 「南美、お前は明日、若に差し上げる。良いな。」

 「お待ち下さい!支配人!わ、私は何か粗相をしたのでしょうか?」

 「いや?・・・お前はよく働いてくれている。だがな、お前の借金を肩替わりしたのはな・・・いずれどこかの御大にお前を差し出すためよ。」

 「なっ!そ、そんな!嫌です!や、辞めさせてもらいます!」

 「おいおい・・・良いのか?お前の借金は俺が立て替えて払ったが・・・別にお前の借金は減っていないぞ?このまま行けばうちの店で風俗に堕ちるが・・・美亜も居なくなったからな。若くて美人な女なら客はいくらでも稼げる。まぁ30才くらいまでうちの店で働けば充分だろ?日に6人ぐらい相手させてやるからな。くっくっくっ。逃げれるわけないだろ?」


 私は絶望しました。このままでは風俗に堕ちる。それが私の運命?


 「なに、お前が若のもとに行くんなら借金はチャラだ。・・・さぁどうする?毎日いろんな男の相手をして慰み物になるか、若に仕えて若の物になって若だけに抱かれるか。・・・答えは決まっていると思うがな。」


 私は自分の浅はかさを呪い、過去の自分を悔やみました。


 「・・・人でなし!・・・わかりました。その若とやらの所に行きます。これで借金はなくなりますね?」

 「あぁ、これで借金は無しだ。それにお前が生活するための金も用意してやる。もちろんそれはご祝儀だ。返さなくていい。そのかわり若にしっかりその体でしっかりご奉仕してさし上げろ。あと、逃げるなよ?」

 「・・・わかりました。」


 私はお金の為に、悪魔と契約しました・・・この先どんな地獄があるのか・・・「若」と呼ばれる男がせめて優しい男であることを願っていました・・・




 「ここだ・・・失礼のないようにしろよ。」

 「・・・はい。」


 そこは大きなお屋敷でした。何人も住めるくらいに・・・ここが私の牢屋か・・・私はかなり自暴自棄になっていました。

 そこで、奥から出てきた「若」と呼ばれる男をみて驚きました。彼は「コング」と呼ばれ、星城会の会長も一目を置く青年でした。繁華街に勤める男も女も彼を信頼し尊敬しています。・・・そんな彼が若?・・・彼も所詮ただの男だったか・・・私はもう全てがどうでもよくなりました・・・私も彼を尊敬していたから・・・高校生なのに、弱い立場の人を助け、皆に優しい彼を・・・それが、人の弱味につけこんで身体を求めるクズだったなんて・・・





 「いい加減にしやがれ!!このクズ野郎!!」



 彼は支配人の、私を差し出すといった行いに激昂し支配人をボコボコに殴ります。彼は、コング君は優しい人でした。私の為に怒ってくれてます。左腕を折り、右腕に手をかけた彼を私は止めます。正直、もっと懲らしめて欲しかったですが、これ以上はさすがに彼に悪いです。申し訳がたちません。

 彼の腕を掴み止めた私を見ながら、息を吐く彼は物凄く悲しい目をしています。今にも泣き出しそうな、まるで迷子の子供のような・・・

 彼は私に謝罪します。支配人の非道を心から頭を下げて謝罪します。彼は何も悪いことをしていないのに。周りにいた女性達にも彼は謝ります。怖がらせて申し訳ないと・・・その時の彼の目も泣きそうでした。その時、気づきました。彼は失う事を恐れている。独りになることを恐れている。私は彼に惹かれている・・・彼の優しさに・・・彼の強さに・・・彼の瞳に・・・




 「なるほどねぇ♪そんなことがあったんだ。支配人は優しい顔したクズだったんだ。」


 美亜さんがそうおっしゃいます。彼女は支配人の店にいた孃です。私は直接の面識はないですが、かなりの人気だったと記憶しています。


 「申し訳ないです、南美さん。同門の兄弟子がそのような事を!許せません!やはり、1年くらい病院のベッドの上から動けない程度にはしとくべきです!!何なら私がやります!」


 この方は唯さんでしたか、支配人とお知り合いみたいですが、先程も須佐様を落ち着かせていました。かなりご立腹のようです。


 「まあまあ唯。今それやると、須佐くんが困っちゃうよ?ここは、須佐くんを立ててやろ?」

 「は、はい、須佐が久しぶりに技を使って制裁したんですものね!が、我慢します。」


 何とか手を握り締め堪えています。周りの皆様が宥めて落ち着かせています



 「さて、それじゃ、質問の続きだよ南美ちゃん♪須佐くんのもとに来たいと言うのは借金の為?それだったら唯が揉み消すし、そこに居る着物のお姉さんが何とかするけど?」

 「はぁ・・・久しぶりに会ったと思ったらいきなり使うのかい?美亜。まぁ、可愛い教え子の頼みだ。何とかしてやるさ。多分必要ないと思うがね・・・それでどうなんだい?」


 この人は先生って言われて・・・。私はお金の為・・・違う!そんなわけない!


 「違います!お金何か関係ないです!須佐様のそばに居たいのはそんなこと関係ないです!ずっと尊敬してたんです!高校生なのに皆に優しくて、弱いものの味方で・・・そんな人が私の為に怒ってくれて!悪くないのに謝ってくれて!悪くないのに泣きそうな悲しい目をして!私は・・・私の全てを須佐様にあげたい!一生尽くしたい!性奴隷でもいい!ただ愛させて欲しい・・・えぇ、愛してます。この身を焼くほどの思いが貴女達にわかりますか?!」


 私は須佐様を愛してる。全てどうでもよくなった私を救ってくれた王子様。絶対に何があっても須佐様を愛するんだ!


 「わかるよ♪貴女の周りの女の人見てよ?あ、鮎子さんは別ね♪みんな貴女と一緒よ?須佐くんに惚れて、須佐くんを愛して、須佐くんだけしか愛さないと決めた女達だよ♪・・・みんな彼を愛してる。私達は彼から離れない、何があっても。私達は彼を裏切らない、何があっても。皆で幸せになるのだよ♪」


 この女の人みんなそうなの・・・みんな須佐様を愛してるの・・・


 「みんなどう?私は良いと思うけど?」

 「そうねぇ。ちゃんとルール守ってくれればいいんじゃない♪」

 「私も良いと思うよ♪美人だしね。」


 周りの女性達が一様に頷いている。何?


 「南美さん・・・ごめん、やっぱり、可愛いから南美ちゃんですね。私達は須佐のハーレムを作っています。どうします?詳しく説明しますが・・・聞きますか?」


 ハーレム?この現代に?・・・でも、そんなの関係ない!須佐様のお側に居られるなら


 「お願いします!教えて下さい!そして私をお仲間に入れて下さい!」


 私は全てを知り、そして受け入れた。むしろ入れてもらえて喜びに溢れている。みんなが幸せに、みんなで幸せに。



 「あの、来週のは私も参加して宜しいのですか?さすがに人数が・・・」

 「ん?大丈夫でしょ♪あの支配人が言うには絶倫らしいから♪あんな店をやってるだけあって見る目はもってるよ。それに・・・ここにいない子達で2人・・・それにあと2人増えるかもって♪」

 「えっ!12人ですよ!だ、大丈夫なんですか?」

 「大丈夫でしょ♪・・・もっと増えるかも知れないし?」

 「・・・・・・・・・お願いします。」

 


  




 

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