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コング君と夜の蝶の帰還

皆々様ブックマーク・評価ありがとうございます!


それでは本編どうぞ♪




 《須佐視点》




 家につきます。我が家は門を潜ってすぐに車を5台程停めれるスペースがあります。でも、唯さんは車の免許がないのでうちに車はありません。昔は父さんが車道楽だったので、クラシックな外車から軽トラまで駐車場を埋めていました。父さんが死んだあと、誰も乗る人がいないので全部売りました。・・・運動神経の良い唯さんも、車の運転だけはダメなようで早々に諦めました。どこか遠出する時は理穂さんにお願いしてます。理穂さんは車の運転がお上手なのです。ちなみに澪さんは免許持っています。お仕事で必要だから取ったそうです。


 「真琴さん。そこに停めて下さい。」

 「了解でーす♪」


 慣れた動作で車をバックで駐車する真琴さん。格好いいです!・・・さて、隣で上を向いて目を閉じている美亜さん。


 「美亜さん、つきましたよ。行きましょう。皆のところへ。」

 「須佐くん・・・ホントに大丈夫かなぁ?・・・みんな受け入れてくれるかなぁ・・・私、変じゃない?お化粧直した方がいい?」

 「大丈夫ですよ。みんな受け入れてくれます。それに、美亜さんお綺麗ですよ。お化粧何て必要ないくらい。」

 「もう、須佐くん!そんなこと言って!生意気だぞ♪・・・お姉さんの手をちゃんと握ってて?」

 「わかりました。じゃあお姫様抱っこにしますか?おんぶだと握れないし。」

 「そっか!私、足捻挫してたっけ。・・・うん♪お願い♪」


 それではっと、美亜さんの膝の裏と背中に手を回して車から降ります。


 「良いなぁ・・・お姫様抱っこ・・・」


 うん?また、真琴さんが何か言ってます・・・今回は聞こえちゃった。


 「真琴さん。」

 「な、何?」

 「今度してあげますから。お姫様抱っこ。」

 「ふぇ!あの、その、お、お願いします・・・」


 顔を真っ赤にしてモジモジしてます。


 「須佐くんはモテるだろうね♪さらっとそんな事言えるんだから♪」

 「何がです?」


 何か言ったけ?たいした事言ってないと思うんだけど?はて?


 「え?あれ?・・・あぁ、わかった。天然系で無自覚たらしで自己評価低くて超鈍感で若干難聴と。こりゃ大変だわ♪」


 何か、美亜さんが呪文を唱えるように小声で言ってます。


 「?どうかしました?」

 「ふぅ・・・真琴ちゃん、私達、大変なのに目をつけちゃったね。」

 「そうですね・・・骨が折れそうです。でもしょうがないですね。」

 「ホント・・・しょうがないね♪ガンバろ?」

 「はい♪うふふ♪」

 「???」

 「さぁ、須佐くん、皆のところへ行こ♪須佐くんのおかげでリラックス出来たよ♪」

 「?どういたしまして?」


 何が何だかわかないですけど、美亜さんがリラックス出来たなら良かったです。さぁ、行きましょう。

 玄関を開けて、広間の方に、皆のところへ。


 「みんな、ただいまです!」

 「「「「「おかえり!」」」」」


 声をかけて広間のふすまを開けます。




 「美亜!!」


 澪さんがまっすぐ美亜さんの所に来てしがみつきます。


 「美亜!美亜!美亜!本当に美亜だ!グスッ・・・会いたかったよぉみぃあぁ・・・うわーーん!」

 「澪・・・」


 美亜さんにしがみついて泣きじゃくる澪さんが抱きしめます。


 「私も会いたかった!会いたかったよ、澪!」


 

 「美亜ちゃんおかえりぃ♪やっと、やっと・・・グスッ・・・やっとぉあぁえぇたぁ!美亜ちゃぁん、ふぇーん!」


 理穂さんが涙を流しながら美亜さんの所に来ます。


 「ただいま・・・ただいま、理穂!」



 「美亜・・・大変だったね、つらかったね、ごめんね、ごめんね!助けてあげられなくてごめんね!グスッ・・・私、私・・・グスッ」


 嗚咽を洩らしながら紗ゆり先生が美亜さんに謝罪してます。


 「紗ゆりさん・・・心配してくれて、ありがとう・・・会いたかったよぉ!紗ゆりさん!」



 「美亜ちゃん!美亜ちゃん!会いたかった!心配かけてごめんね!私は、私はもう大丈夫だから!グスッ・・・会いたかったよぉ、美亜ちゃん!」


 目に涙をいっぱい貯めた桜さんが美亜さんに抱きつきます。


 「桜・・・桜!心配してたんだよ?会いたかったよ、桜!おかえり、桜!」



 「美亜ちゃん・・・」

 「唯・・・」

 「本当にもう・・・心配したんだよ?・・・もうどこにも行っちゃダメですからね!今度こそ美亜ちゃんを助けるから!大事な大事な美亜ちゃんを助けるから!グスッ・・・絶対助けるからぁ!!」


 唯さんは美亜さんをもう、二度と離さないように、失わないように強く強く抱きしめます。


 「唯・・・うん!うん!・・・ありがとう唯!・・・もうどこにも行かないから・・・グスッ・・・行かないから!」



 色々な事があって、離れ離れになっていた、幼なじみで親友な6人がようやく再会出来ました。みんな、再会を喜び、互いの無事に喜び抱き締め合います。良かった。・・・本当に良かったです!!



 美亜さんを座布団の上に降ろして、少し落ち着いた・・・澪さんと理穂さんは美亜さんに引っ付いてますが。皆さんに真琴さんを紹介して今日あった事を説明しないと。


 「皆さん、こちらが繁華街の所の交番に配属になった、北島 真琴さんです。寺嶋さんのイタズラに引っ掛かるくらい真面目な人です。」

 「寺嶋警部はまた、イタズラしたんですね?あの人はもう。今回は、須佐!ちゃんとお仕置きしましたか?」

 「腕立て300です。」

 「ふむ、今回はそれで良しとしますか。真琴さん、近藤 唯です。週に何度か警察で武術の指導をしています。わからないことや、知りたいことがあれば、気兼ねなく聞いて下さいね。貴女を見てれば何を知りたいか、良くわかりますから。どうせ、寺嶋さんが私に聞けとでも言ったのでしょ?・・・大丈夫、教えますから。でも、覚悟は持って下さいね?」

 「は、はい!覚悟はあります!どんなことでも言って下さい!」


 背筋を伸ばして正座をする真琴さんが唯さんに深々と頭を下げます。


 「えーと?唯さん、何の話?」


 すると、眠い目を擦りながら楓ちゃんが僕に


 「もう、どんかんすさくんにはわからないことだよ。ふぁぁぁぁ・・・おとめのじじょうなのっ。ふぁぁぁぁ。すさくん、だっこ。」


 つまり、僕が聞いてもわからないから、抱っこしなさいと。


 「はいはい、どうぞお姫様。」

 「うん・・・よきに・・・はから・・・え・・・Zzzz」


 あらま、寝ちゃいました・・・


 「すいません、楓ちゃんをお布団に寝かしてきます。あと美亜さんも、真琴さんも今日は遅いから泊まっていって下さい。お着替えは唯さんと澪・・・理穂さんにお借りして下さいね。」

 「須佐くん?何か何時間前かと同じことをやられた気がしたんだけど?デジャブかな?かな?」

 「いや、あの、その。」


 しまった!また澪さんの胸と真琴さんの胸と理穂さんの胸を見てしまった!


 「須佐くん?・・・まぁ今回は許す!さすがに理穂以外は無理だ!・・・真琴ちゃんは理穂のを借りてね♪」

 「え?あ!はい!」


 さてと楓ちゃんをお布団につれてこうっと!


 「あっ!須佐くんすいません!私が・・・」

 「大丈夫ですよ桜さん♪久しぶりにみんな揃ったんですからゆっくりして下さい。あっ!楓ちゃんをお布団に寝かしたら何かおつまみ作ってきます。卵焼きと・・・美亜さん、真琴さん好物は何ですか?」

 「え?わ、私はピザかな?」


 ほうほう、美亜さんはピザですか。生地はストックが作ってあるから作れますね。


 「トマト系のソースでいいですか?それともマヨ系、ホワイトソース系?」

 「トマト系のバジルが乗っているの♪」

 「マルゲリータですね。了解です。真琴さんは何か好物ないですか?」

 「えーと、じゃ、じゃあトンカツを・・・」


 がっつりですね!結構夜遅いんですけど・・・じゃあ、あっさりトンカツにしようかな。


 「了解です。紫蘇とか平気ですか?」

 「うん?大丈夫だけど?」

 「じゃあ、紫蘇とチーズをカツに挟んだチーズトンカツを作りますね♪待ってて下さいね♪」

 「何ぃ?その、美味しそうなのぉ!私にもぉ!私もカツ好きなのぉ!」

 「はいはい、了解ですよ理穂さん♪お腹あけといて下さいよ?」

 「大丈夫♪須佐くんのお料理はぁ、別バラなのぉ♪」

 「えぇ、嬉しいですけど、それ、お酒でも言ってましたよね?」

 「お酒も別バラなのぉ!」


 はいはい、了解ですよ。美味しく食べていただければ大丈夫です♪それじゃ楓ちゃんをお布団につれて行きましょう。




お読みいただきありがとうございます!


次話は、ネタバレ回の会話劇です。ものは試しに書いてみたので、息抜き程度に思ってくれると助かります。


ではでは、また、次回です!

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