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コング君と童顔ママの涙

 皆様申し訳ありません!タイトルを勝手ながら変更しました「コング君と八人の美女達」から「コング君とハーレムの美女達」です!

 ぶっちゃけ八人じゃ足らない気がしたので。八人以上出ます。まぁあと3人か、4人だと思いますのでお楽しみに!


それでは本編どうぞー!




 《須佐視点》




 よし!作り終わった!味見したけどなかなか良い感じです♪

 やっぱり料理楽しいなぁ。小学校の時に幼なじみ4人で作ったカレーが料理好きになるきっかけだったなぁ。あの時、才斗と玉ねぎ切って涙がポロポロ出てきて、ふゆくんとミクがつられて泣き出したんだよなぁ。今はなれたから涙なんか出ませんけど。おかしかったなぁ。カレーは死んだ母さんが味付けしてくれて、あんまり辛くないカレーで美味しかったなぁ。


 「須佐くん、広間の準備は終わったよぉ!おっ、今日は麻婆茄子がある!ビールに合うんだよねぇ♪」


 広間の準備をしてたお二人と桜さんと楓ちゃんが台所にきました。あっ、そうだ。桜さんに味見してもらおう!


 「桜さん、良かったら麻婆茄子の味、見てもらえませんか?辛さとか、まだ調整出来ますから。」

 「あっ、はい!・・・そ、それではいただきます。・・・うん、美味しい♪でも、もっと辛くても良いです。」


 もっと辛くかぁ・・・何で辛味出そうかな。


 「えぇ?どれどれ・・・くぅ!須佐くんの作るいつものよりかなり辛いけど!?桜ちゃん、まだ辛味足らないのぉ?これ以上辛いと食べらんないよぉ!」


 理穂さんが悲鳴をあげます。理穂さん、酒飲みなのに辛いの苦手だからなぁ。


 「須佐くん、私も一口貰っていいかな?・・・辛い!でも、美味しい♪・・・確かにこれ以上辛いと食べれないかも?」

 「えぇ?そんなに辛いですか?私が作るともっと赤くて、もっと辛いんですけど?」


 「・・・・・・・・・」


 「だからママのまーぼーたべれないもん。いたいもん。」


 僕は麻婆茄子を大体一人前中華鍋に入れて、一味唐辛子と生の青唐辛子と山椒を用意。


 「桜さん!今から桜さん好みの辛さまでもってきます!味をみて下さい!」


 ・・・中華鍋に向き合うこと数分。


 「・・・すごく美味しい♪うん♪辛さも丁度いい感じです!すいません、わざわざ別に作ってくれて。」

 「いえ、楽しかったですよ。・・・しかし、本当に辛党何ですね、桜さん・・・」


 僕は横目で、味見の巻き添えを喰らって牛乳を飲んでる理穂さん、紗ゆり先生、お風呂の準備が終わってきた唯さん、澪さんを見ていると、4人は揃って


 「「「「辛すぎ!」」」」


 ・・・そりゃそうだ。僕も全部はきついなぁ。出来上がった目が覚めるような真っ赤な麻婆茄子を見て(桜さん専用味付け)と頭の中のレシピに記しました。


 さて、一通りの準備が終わって予定通り6時ぐらい・・・先にお風呂入って貰ってその間に配膳でもするかな。


 「皆さん先にお風呂入ってきて下さい。その間に配膳しますから。」

 「えっ?そりゃ悪いよ。須佐くん、いっつも旨いもん作ってくれて、今日もたくさん作ってくれたろ?須佐くんが先に入りなよ。」

 「夜、走りに行きますから。また後でいただきます。皆さんからどうぞ。」

 「いやいや」

 「どうぞどうぞ」


 そうやってペコペコとお辞儀しながらゆずりあっていると


 「ねぇねぇ、すさくん。かえで、すさくんとおふろはいりたい!それともすさくんはママとはいりたい?」


 えっ?そりゃ健全な男子高校生、美人でおっぱいの大きな桜さんとお風呂入りたい・・・じゃなくて!


 「いや、楓ちゃんあのね「どっち?」そうじゃ「はいろ?」」

 「須佐の負け。」


 唯さんが判定。僕も白旗、降参です。


 「わかった!わかりました!それじゃ先に楓ちゃんをお風呂に入れます。」

 「ママもいっしょでもいいよ?」

 「楓!・・・すいません、須佐くん。娘のわがままに付き合わせて。」


 僕は首を横に振りながら

 

「いえ、大丈夫です。・・・すいません、唯さん配膳の方はお願いします。楓ちゃんのはお風呂出たら出します。先に熱々のカボチャグラタンと麻婆茄子が人数分ありますので、それを持っていってください。大皿のものは皆さんがお風呂出た後にお出しします。」

 「了解したわ。それじゃお風呂入ってきなさい。・・・先に呑んでていい?」

 「もちろんです。」


 唯さんにお願いして僕は楓ちゃんとお風呂に向かいます。行く時に理穂さんと澪さんが


 「須佐くんロリコンにならないでね?」


 って言ってきました・・・ちょっとイラッとしたので


 「おつまみ一品減らします?」

 「「うわ!ご、ごめんなさい!調子に乗りました!」」

 「もう!」


 さて、お風呂入るかな。




 《桜視点》




 「まずは、再開を祝して乾杯!」

 「「「乾杯!」」」


 目の前には須佐くんが作ってくれた、美味しそうな料理が並びます。


 「今日も美味しいね♪須佐くんの料理は♪」


 澪ちゃんが美味しそうにカボチャグラタンを食べてます。


 「今日は特に気合いが入っていたわ。熱!」


 唯ちゃんもハフハフ言いながら食べてます。


 「本当に美味しい♪好きなもの聞かれた時は驚いたけど。」


 紗ゆり先輩も幸せそうにグラタンを頬張ります。


 「あぁ、今日はさゆりん先輩と桜ちゃんと楓ちゃんがいるからねぇ。須佐くんは、料理好きだけど、人が「美味しい」って言って食べるのを見るのが好きなんだよぉ。だから、今日は一段と気合いが入ってるのよぉ♪」


 理穂ちゃんはそう言うと2杯目のビールを飲み干しました。えっ?もう?


 「理穂ちゃん呑むの速いなぁ。はい、ついであげる♪」


 私は福の神様のちょっとお高いビールを理穂ちゃんのグラスに注ぎました。


 「ありがとー♪美人のお酌は最高だなぁ♪あぁ美味しい♪」


 理穂ちゃんはお酒が大好きみたいです。


 「ところで桜ちゃん。」

 「何?唯ちゃん。」

 「須佐の事・・・好きでしょ。」

 「ぶーーーーー!!!」


 い、い、い、いきなり、何言うの唯ちゃん!まだ私、誰にも言ってないよ?確かに須佐くんの事好きだし、一緒にいたいと思うし、あの大きな身体でぎゅってしてほしいって想っちゃったけど!楓のパパになって欲しいとか、キスしてほしいとか、彼女にしてほしいとか、毎日エッチしてほしいとか・・・


 「あー、あー。桜ちゃん?心の声が普通に出てるよ?」

 「ふぇ?」

 「キスしてほしいとかぁ、エッチしてほしいとかぁ、ぎゅってしてほしいとかぁ。意外と大胆ねぇ。」

 「凄いね桜、ソコまで心の声が大きいなんて。」

 「ごほっごほっ!まぁわかったわ。桜ちゃん、もう一度聞くけど須佐の事が好きなのね?」

 「・・・うん。初めて会った・・・違うわ、久しぶりに会った須佐くんは見違えるほどカッコ良くなってて、物凄く優しくて・・・私の事も楓の事も気にかけてくれて、凄く嬉しかったの。私は、色々あって恋愛に臆病になってるし、子持ちバツイチの中古女だから、須佐くんに会えただけで満足だから。・・・唯ちゃん心配しないで、保護者の唯ちゃんが気に病むような事はしないから・・・」


 そうだ。私は須佐くんには相応しくないよ。この想いは胸に閉まって忘れよう。


 「ちょっと桜ちゃん。私は別に反対してないわ。須佐が好きなら好きって言って。お願い。」

 「・・・うん。私、一ノ瀬 桜は、近藤 須佐くんの事を好きです!愛してます!これが最後の恋だと想ってます!身を焦がすほど、気が狂いそうなほど好きなのぉ・・・どうかしちゃったのぉ・・・ひっくっ、溢れるのぉ・・・グスッ、この想いが溢れるのぉ。」


 私は感情が抑えきれずに、泣きながら訴えました。


 「わかったわ。ありがとう桜ちゃん。今度は私の、いや、私達の話し聞いてくれる?」


 そう言うと、唯ちゃんは、皆、須佐くんの事を愛していること。他にも須佐くんを愛している子がいること。そして、須佐くんを囲ってハーレムを創ろうとしていること・・・全部、全部教えてくれました。


 「ねぇ、桜ちゃん・・・貴女も私達の仲間にならない?私達は貴女がずっと一緒に須佐を愛してくれるって想ってる。私達は桜ちゃんと一緒に須佐を愛したいの。」


 唯ちゃんを見て、それから紗ゆり先輩、理穂ちゃん、澪ちゃんを順番に見ます。


 「楓はどうなるの?」

 「桜ちゃんの娘じゃない。もちろん大事にするわ。」


 私の気持ちは決まりました。


 「・・・私もハーレムに入れて下さい。みんなと一緒に須佐くんを愛したい!お願いします!」

 「「「「ようこそ!これからずっと一緒だよ!」」」」


 こうして私は須佐くんのハーレムのメンバーになりました。後悔なんてありません。罪悪感もありません。ただ須佐くんを愛して、皆で幸せに、今度こそずっと幸せになります!




 話しが決まって落ち着いて料理やお酒を飲み始めた頃に唯ちゃんが言ってくれました。


 「桜ちゃんの住んでるアパートね・・・治安良くないよね?」

 「あぁ、うん。貯金もあんまりなくてあんなアパートしか借りれなかったの。怖いけど、仕方ないから。」


 東京から戻ってきて、雀の涙ほどの慰謝料しかなくて、私は高校中退だしあんなとこしか借りれなかった・・・お金を稼いで引っ越さなきゃって思うけど、まだ先かな?楓の保育園もあるから。


 「桜ちゃん、貴女と楓ちゃん・・・今日からこの家に住みなさい。あんなとこに1秒たりとも居させたくないの!」


 物凄くびっくりして、一瞬わからなかったけど、この家に?須佐くんの家に?


 「いや、でも悪いよ・・・それに須佐くんの許可もなく勝手に・・・」

 「ふふふっ、須佐の許可はとってあるわ。早めに来てもらった方が安心って言ってたわ。・・・だから心配しないで。ここにおいで。」


 須佐くんが早めにって、一緒に住んでいいって


 「ほ、本当に?甘えていいの?グスッ、グスッ」


 涙が止まりません。


 「えぇ、これからずっと一緒よ。」

 「唯ちゃん・・・わーーん!!」

 「あぁ、ほらほら泣かないのぉ。よしよし♪」


 隣にいた理穂ちゃんが抱き締めて頭を撫でてくれます。私は、久しぶりに、本当に久しぶりに心から泣きました。嬉しい事があっても涙ってでるんですね。知りませんでした。

 私は理穂ちゃんに抱きついていっぱい泣きました。・・・お、おっきい・・・ふかふかだ!私も楓を生んでからおっきくなったけど・・・な、何これ?1つ?いや2つくらい私よりサイズが上?


 「よしよし♪・・・泣き止んだねぇ♪・・・やん♪ぐりぐりしちゃだーめ♪」

 「あっ!ごめん!あまりにもおっきかったから・・・これ、すごいよ?」

 「そう?」

 「「わかる。」」


 どうやらみんな納得の様で・・・


 「ちっ・・・垂れてしまえ・・・。」


 おーい、澪ちゃん戻っておいでぇ!







皆様お読みいただきありがとうございます。

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