表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
えびばでぃえんじょい!~非日常の主役は私達~  作者: 伊戸菜緋緒李×雨野小鳥
一年生
1/5

琥珀のターン


私の名前は藍川琥珀あいかわ こはく。中学一年生。自慢はさらさらの桃色の髪!染めてないよ、地毛だよ!栗色でパッチリな瞳は、私のの美点と言えましょう。ナルシストではないけど、結構可愛い自信あり。


身長は164㎝とちょっと高めな身長だけど、…気にしてないよ!

あんまり勉強は得意じゃないけど、(英語と数字が致命的)美術が得意、だと思いたい。身長あるのに胸はBカップとささやかだけど、お母さんがFカップだから希望はある!…多分。

服のセンスが全くないらしいから、休日の服は幼馴染みにいつも決めてもらっている。


あ、そうだ。忘れてた。私が言いたかったのはこんな個人情報丸出しの自己紹介じゃなくて、幼馴染みの事だった。

この自己紹介で滲み出る残念感でお分かりのとおり、私は周りから見ると不思議ちゃんとか、変人と言うやつですが、こんな私にも幼馴染みがいるのです!

名前は苗木鈴なえぎ れい

彼女の詳細は言うと長くなるから言わないけど、さらっと言うとツンデレで私に甘い、よく出来た幼馴染みなのですよ。


この間、鈴ちゃんが私の事を幼馴染みって言うまで気づいていなかったけど、よくよく考えればそうだった。

私の家は一軒家なんだけど、後ろの家と繋がっていて、その後ろに住んでいるのが鈴ちゃんだった。


幼稚園に入る前から近くの公園でよく遊んでいた私達は、もう、完全なる幼馴染みだった。


そう鈴ちゃんに告げると、数時間口を聞いてくれなかったけど、謝り倒したらすぐに鈴ちゃんが折れた。


そういえば、あと少しで学校に行かないと。朝は毎日鈴ちゃんと学校に行く約束をしている。

あ、ちなみに今は夏だよ。暑くて嫌になってくる。…あー、溶けそう。


ピンポーン


玄関のベルが鳴った。玄関についてるカメラで見てみると、やっぱり鳴らしたのは鈴ちゃんだった。


「はーい、今行くよー」


私はリュックサックを背負い、忘れ物が無いかを確認してからドアを思いっきり開けた。


ドコッ

「はーい、おっはよーう」


んんん?今何か打ったような音がしたぞ。


「…おはよう」


そこには頭がたんこぶになって赤くなってる不機嫌な鈴ちゃんがいた。


「あのさ、ドアを全力で開けるなって何回いったら分かるわけ?」


「…サーセン」


と、とりあえず学校にレッツゴー!


今日もつまらない1日じゃ物足りないから、非日常の主役に躍り出ましょう。

これは、私達幼馴染みが、ただただボケまくり、ひたすらに喋り倒すお話だっ…


「…琥珀、そこ電柱」


え?


ドコッ


「痛っいなおい!…さっきのバチが当たったのかな…」



「て言うか眼鏡どうしたの」


え?…私眼鏡つけてない?


顔を触って確認。…眼鏡がねぇ。


「眼鏡は?」



「…マイホーム」



「今すぐ取ってきて!」





お読みいただきありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ