表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Colony  作者: Scherz
第三章 魔法街 光の裏側
405/994

9-3-26.闇と実験



街魔通り中央で戦う龍人、ルーチェ、遼、火乃花も3度目の爆発に動揺していた。


龍人は熊の拳を防御壁で防ぐと、ルーチェに声を掛ける。


「ルーチェ!今の爆発、今迄で1番大きいよな?」


「そうですわね…。嫌な予感しかしないのですわ。」


ルーチェは龍人が防いだ後ろから光球を出現、熊を取り囲む様に配置をしてレイを発射しながら答える。光の密集体であるレイが当たる事で、熊が涎を撒き散らしながら身悶えする。


龍人はその隙に魔法陣を展開、水を熊に向けて放出。続け様に冷気を放ち濡れた部分を凍結させる。


「今…ここから誰かが抜けるのはキツイよな…。誰かが爆心地に居ると良いんだけど。」


「早くこの熊を倒して、向かいますのです!」


「そうだな…!一気に仕掛けるぞ!」


「分かりましたのですわ!」


何故か異様に息が合う龍人とルーチェは、熊に向けて怒涛の攻撃を始める。


一方、遼と火乃花は…。

あまり連携が取れていなかった。


焔剣の軌道上に現れる遼の重力弾に、慌てて剣を止める火乃花。


「ちょっと遼君!なんで、攻撃する所に撃ってくるのよ!?」


「いやいや!火乃花が銃の射線上に割り込んで来るんでしょ!」


「助けにきたなら邪魔しないのが普通でしょ!…きゃ!」


言い合う火乃花に熊の右手が襲いかかる。火乃花は慌てて後方へと飛び退いた。


遼の隣に着地した火乃花は、遼に提案をする。


「遼君、私がメインで攻撃するから、サポートをお願いね。早くこいつを倒さないと…。さっきの爆発が気になるわ。」


「…分かった。基本的に熊の攻撃を弾くのと、動きを止めるのに注力するよ。行くよ?」


「頼んだわよ。熊なんかに負けるもんですか。」


遼が双銃を構え、火乃花はクマに向かって突撃を開始する。



龍人とルーチェ、遼と火乃花。

それぞれのペアに対峙する熊が一匹ずつ。

残りの倒れている2頭の熊の手がピクリと動く。


そして、場面は3度目の爆心地へと移る。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ