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Colony  作者: Scherz
第三章 魔法街 光の裏側
404/994

9-3-25.闇と実験



街魔通りの中央で2頭の熊が遼に倒された頃…。


街立魔法学院正門前では、犬との戦闘がほぼ終結を迎えようとしていた。


PM1:30

ラルフは単独で風を纏う犬を撃破する。

スイを含む魔法使いの集団も水を纏う犬を大分疲弊させ、その俊敏な動きは既に失われていた。

炎を纏う犬と戦うグループには卓越した魔法使いがいない為、犬が優勢な状況で戦闘が展開されている。ラルフはこちらのグループの助太刀に入る。



PM1:45

スイを含む集団が水を纏う犬を撃破。残るはラルフが交戦する炎を纏う犬のみとなる。


スイ達が炎を纏う犬との戦闘に参戦しようとした時だった。更なる異変が街魔通りを襲う。


3度目の爆発、爆音、そしてそれに伴う振動。


ラルフは犬から飛翔する炎を弾くと、音が聞こえた北の方角を見る。


「おいおいマジかよ?2回目の爆発には龍人、遼、火乃花、レイラが向かってんのは見たけど…。」


現在、正門前で戦う面々は街立魔法学院で各学年の上位クラスに在籍する生徒が殆どだ。そして、その中でも上位に位置する生徒達である。それを考慮して考えると…。


(北の方は結構手薄だよな。卒業生で実力のある奴は、大体が行政区関係の方に居るはずだから…南区に居るのを期待はできねーし。)


ラルフの中に焦りが渦巻く。

連続しての爆発。ほぼ確実に魔法を使う動物が出現したと考えて間違いが無い。


「ラルフ!」


スイがラルフに声を掛ける。


「なんだ?!」


「我は今の爆心地に向かう!此処は任せる!」


「お、威勢がいいな!頼んだぞ!ココは任せとけ!」


スイは軽く頷くと、北の方角を目指して駆け出した。


(さ~て、俺もこいつをさっさと倒して向かうかな。)


ラルフは犬に向かって手を翳すと、犬の周りの次元を合わせ、爆発を引き起こした。



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