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Colony  作者: Scherz
第三章 魔法街 光の裏側
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8-2-2.夏休み、レイラの場合



教員校舎を出たレイラは、特訓室に行くか悩む。

元々、魔法の練習で行くつもりだったのだが、ラルフに言われた言葉が頭の中をさっきから駆け巡っているのだ。


「レイラに合った魔具が見つかれば、もっと凄くなる。」


今までほぼ魔具を使わずに属性魔法を使ってきたレイラとしては、ちゃんと使ってみたいという気持ちが強い。


更に火乃花に言われた言葉。


「魔具を使わないで、属性魔法をどうして使えているのかが説明がつかない。」


そして、龍人に言われた言葉。


「特別な力を持ってたとすると、変な組織に狙われるかもしれない。」


(やっぱし、ちゃんと私に合ってる魔具を探した方がいいのかなぁ。)


少しの間、校門の前で悩んでいたが、結局魔具を見にくことにした。


(魔法の台所にいって、聞いてみようかな。もしかしたら、凄く安いのがあるかもだし。)


レイラは街魔通りを北に向かって歩き始める。


まだまだ太陽はその猛威を奮っている。上からの熱と、地面から跳ね返る熱がレイラの体温を上昇させる。


(暑いなぁ…。ちょっと熱を遮断しよっと。)


レイラは体に沿う様に、熱を遮断する魔法を張る。


少し歩いて行くと、魔法の台所が見えてきた。


中からは豪快な笑い声が聞こえてくる。


(シェフズさんに聞いてみよっと。中にいるみたいだし。)


「こんにちわー。シェフズさんいますか?」


「おう!いるぞー!誰だ誰だ?お!街立魔法学院のちびっ子じゃねぇか!相変わらず小っせぇな!」


店の中からシェフズが出てきた。


「こんにちわ。あの、魔具を探してて、私に合うのがあるかなって思って。」


「おう!大体何でも揃ってるからな!で、属性はなんだ?」


「はい極属性【癒】です。」


レイラの属性を聞くと、シェフズは顔をしかめた。



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