6-2-3.お茶会
遼へのフォローを済ませたレイラは龍人へ視線を移す。龍人は、先程からあまり話さずにコーヒーを飲み続けている。何か思う事でもあるのだろうか。聞いても良いのか心配になりながらも、レイラは聞いてみる。
「あの…龍人君。もし、聞いても大丈夫だったら、武器の事聞いてもいい?」
龍人は少し困った様な表情を浮かべた。
「んー、それが武器に関しては全然分からないんだよね。調べてもらった事もないしさ。」
眉を少し寄せた火乃花が口をはさむ。
「そもそも龍人君の武器って、前にクラスで出した剣でいいのかしら?」
「ん?あぁ…あれは普通の剣かな。本当に使ってるのは…まぁ、2人になら見せても大丈夫か。これだよ。」
龍人は展開した魔法陣に手を突っ込み、剣を取り出した。その剣をまじまじと見た火乃花は感嘆の息をつく。
「しっかり見ると凄い剣ね。こんなの見た事ないわ。」
龍人の出した剣は、刃の部分が複数の蛇が絡まったかの様な造形をしている。蛇の様にとは言っても、しっかりと刃としての機能は果たすように作られている。「蛇が絡まったかの様な」の言葉通り、刃の所々には隙間が空いており、それがまた不思議な雰囲気を演出していた。戦闘用の剣ではなく、まるで儀式で使う剣の様である。
「こーゆー造りで、壊れ易かったりしないのかな?」
そんな疑問を口にしたレイラは首を傾げる。その仕草を「可愛らしいな」と思いながら答える龍人。
「今まで使ってて、壊れそうだった事はないから、大丈夫じゃないかな?それにしても、武器の名前ねぇ…。」
「ん?龍人、何か心当たりとかあるの?」
考え込む龍人。遼はその様子を不思議に思ったようで、声を掛けた。




