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Colony  作者: Scherz
第二章 魔法街 闇の鱗片
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6-1-10.お買い物

 シェフズの質問に龍人は記憶を辿るが、これと言った噂は聞いた覚えがない。

 爆発の原因が不明。重軽傷者が数名出たが、死者が居なかったのが不幸中の幸い。

といった、よくあるニュースを耳にした程度だ。


「噂ってどんなのですか?特に気になるような話は聞いてないと思いますね。」


 ふーむ。と顎に手を当てるシェフズ。


「そうか。まぁそうだよな。表沙汰になったら面倒な事になりそうだし。ま、忘れてくれや!」


 ここまで言われたら、気になるのが当たり前である。


「凄い気になるんですけど!言い触らしたりはしないので、教えてもらえませんか?もしかしたら力になれるかもですし。」


 龍人の言葉にシェフズは考え込んでしまう。少し考えた末にシェフズは口を開いた。


「まぁ、ラルフさんの愛弟子だから話してもいいか。実はな…あの爆発事件が起きて暫くしてから分かった事なんだが…、爆発の被害に巻き込まれた店からクリスタルが全部消えてたんだよ。あの魔力の渦に反応して、消えたって説もあるんだけどな。まぁ、普通じゃないのは確かだろ?だから、何か知ってないかと思ったんだけどな。」


 クリスタルの紛失。それは何を意味するのだろうか。クリスタルの取引が高値で行われているのに関係があるのだろうと予想は付くが…。あんなに大規模な事故を起こしてまで盗むものか。という疑問も残る。

 それとも、龍人が考え付かないような事に使う為に盗まれたのだろうか。


(流石に情報が少なすぎて推測するのも難しいな。)

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