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Colony  作者: Scherz
第一章 魔法街 始まる者達
131/994

5-4-16.対人戦トーナメント決勝

 観客席からは疎らな拍手が鳴る。スイは恥かしいポーズで地面に伏せ、ピクピクしている。火乃花は自身のしてしまった行動…禁断の攻撃を繰り出したことを激しく後悔していた。


(反射的にやっちゃったわ…!マズイわね。かなり変なイメージが付いちゃった気が…。)


 火乃花の心配は見事に的中していた。主に口を閉ざして見ている人々は、火乃花を恐怖の対象として見ていた。だが、そうでもない人々もいた。


「おぉー!ほーのーかっ!ほーのーかっ!うぉぉおぉぉおー!」


 比較的静かな会場の中、大声で歓声を上げ始めた一団がいた。巨乳倶楽部だ。

彼らにとっても、火乃花の行動は決して喜ばしいものではなかったはずだが…この声援が響き渡る事により、観客の考え方も変わってくる。


「まぁ、確かにあんな事、普通はしないよね。ちょっとかっこいいかも。」

「確かに!服が破けても恥ずかしがらないで戦うのとか、かなりかっこよかったなー。」

「相手の弱点はトコトン突くってことじゃない?」

「俺は敵に回したくないぞ。」

「け、蹴られたい!はぁはぁ。」

「実力はピカイチだよなぁ。」

「あーゆー子がデレるとこ見たくない?」


 次第に歓声が増え始める。


「なんかみんな盛り上がってない?」

「なんか引いて静かになってるうちら間違ってる気がする…!」


 そして、意図せずして歓声は大歓声に変わった。


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