49話
その日の夜。俺は晩御飯を食べ終えた後はいつも通り自分の部屋で勉強をしていた。
「……ふぅ、今日はこれくらいにしとこうかな」
今日はちょっと疲れていたのでこれくらいで終わりにしようとして俺は軽く背伸びをした。ついでに背伸びをしながら時計を確認してみると、時刻はちょうど9時を過ぎた所だった。
「あ、もうそろそろお風呂に入らないとだな」
背伸びをし終えた俺は教科書やノートを学生鞄にしまいこんで、お風呂に入る準備を始めていった。うーん、それにしても今日は何だか眠いから、お風呂に入った後は早めに寝ちゃおうかな。
「さて、と……うん?」
お風呂に入る準備をしながら俺はスマホを確認してみた。するとラインのメッセージが何件か届いていたので、俺はそのメッセージを確認していった。
メッセージは小山内先輩から御守のお礼と、山田からゲームのお誘いが届いていた。 それと……
「……あっ、水瀬さんからもメッセージが来てるじゃん!」
俺の眠気は一瞬で飛んでいった。 俺は急いで水瀬さんからのメッセージを確認してみた。
―― お疲れ様ー
―― 今日の放課後は何かあったの?
―― (頭に疑問符を浮かべているクマのスタンプ)
そんなメッセージが水瀬さんか届いていた。 そういえば水瀬さんには放課後に何をしていたか俺は伝えていなかった。
いやまぁ俺が放課後に何をしていたかとか水瀬さんは興味ないだろうと思ってたので、水瀬さんからそんな風に尋ねてくるメッセージが届いた事に俺は少しだけビックリとしてしまった。
―― お疲れ様ー
―― 今日は文芸部の方で用事があったんだ
という事で俺は水瀬さんに簡単にそう伝えた。 うーん、それにしても、水瀬さんとのメッセージのやり取りも少しずつだけど増えてきたなぁ。
それに少し前までは俺の方から一方的に水瀬さんに話を振っていた感じだったんだけど、でも最近は水瀬さんの方からも俺に話を振ってきてくれるようになっていた。
(なんかそういうのって凄く嬉しいよなぁ)
俺はそんな状況の変化をとても嬉しく感じていた。 いやでもしょうがないじゃん。 男子高校生なんて単純なんだから女の子から話しかけてきて貰えるだけでついつい嬉しくなっちゃうもんだよ。
―― 水瀬さんは今は何してたの?
という事で俺からも水瀬さんに話を振る事にした。 今日も夜はネイルとかしてるのかな?
―― 弟と一緒にネットフ〇ックス見てた所だよー
―― (クマがテレビを見てるスタンプ)
「あ、そうなんだ。 水瀬さんって弟がいるんだなー」
今日はまた一つ、水瀬さんの新しい情報を手に入れる事が出来た。
―― それは楽しそうだね!
―― 弟さんは何歳くらいなの?
俺はそのまま弟さんについての話を聞いてみる事にした。
―― 4歳だよー!
―― めっちゃ可愛いの!
―― (二頭のクマがじゃれ合っているスタンプ)
「へぇ、結構歳は離れてるんだなー」
それだと弟さんは今は幼稚園生なのかな? まぁ水瀬さんの弟って事はきっと凄く可愛いんだろうなぁ。
―― お母さんに撮ってもらったよー
―― 写真が添付されました(ピコン♪)
「うん?」
そんな事を想像していると、水瀬さんから写真が添付されてきた。 俺はなんだろうと思いながら添付された写真を見てみた。 すると……
「うっ……!」
するとそこには、可愛らしい男の子を膝の上に乗せている水瀬さんが写っている写真が送られてきた。 確かにとても可愛らしい男の子だ。 で、でも……!
「み、水瀬さんのパジャマ姿……だと……!?」
でもそれよりも水瀬さんのパジャマ姿に目がいってしまった。 水瀬さんのパジャマは上着は可愛らしい長袖の服で、下はかなり短めのショーパンという姿だった。 そんな魅惑的な写真を送られてきてしまっては、俺の視線は自動的にショーパンの方に行ってしまうわけで……
(いやそれにしても……水瀬さんの足ってめっちゃ綺麗だよなぁ)
それに何でかわからないけどショーパンってめっちゃえっちぃ感じするよね……って馬鹿野郎! 変態か俺は!!
という事でせっかく水瀬さんが仲睦まじい姉弟の写真を送ってきてくれたのに、俺は水瀬さんの足をじっくりと見てしまっていた。 でもあまりにも変態が過ぎるのでその事は水瀬さんには秘密にしておこう。




