前世と全然違う愛され令嬢になったのを周りは手のひら返し過ぎで逃亡したい!!!!!!!
まさか尊び敬愛されていた王子の
名誉ある嫌われ者で評判な悪辣悪魔の殿下の騎士である俺が
な、な、な、な、なんと!!!
今世では、王子の許嫁だなんて!
元々、王者の風格と周囲に愛される素質を持つヤオラ王子は周囲には小さな時から
それこそ5歳児の時ですら取り巻きすらできていた、そら恐ろしさを持った。
王子に、盛り上がっている周囲の人々を俺はどこか冷めた目で見ていた。
コレまた捻くれた考えの幼児の俺だったが仕方ない。俺の母親は愛されたからといって伯爵に嫁いだ第三嫁として平民ながら
親父の愛情を右手に、残虐を左手に持つ様な性悪女だった。
母が使用人に鞭を振るったり水桶に顔面沈めをするたびに
使用人達が性悪母親の代わりにキッチリと息子である俺への態度や暴力が加速する。
別にそんな中俺が自然と悪意に奔流されるたび、流血や見えない所に痣が増えるたび俺本人が他人に悪意を仕返しするのは悪くはないだろう。
しかしそんな嫌われ者の俺には生まれた時から大人になれず死ぬ。と言われている。
なんと、絶悪激悪の塊と言われた超絶嫌われ者の俺には唯一の欠点が最愛の妹だ。
なんと俺へのプレゼントにとコッソリ1人抜け出し希少ゆえに泉に生えたラネッセの花を採りに行った時不幸にも晩餐会の開かれている日に限り
気がついたのは、俺だけだった中
なんとか家の者達を殴りつけ、脅しつけた供述で考え合わせ森に行こうとした俺に
「カシア、俺もついて行く」と言ってくる
異変に気づいたヤオラ王子が、俺の言うことを全く聞かず。俺は無理矢理ついて来るヤオラを引き離す時間さえおしくなり
結局2人でラネッセの咲く泉と呼ばれる泉を暗い中少年でしかない俺達が探し回っても全く見つからず
俺は妹の命の儚い炎が消えゆく足音が恐怖という恐怖の中聴こえてくる中
「カシア‼︎絶対に助けるぞ!」
「絶対に諦めるな!何があっても救い出すから負けるな」
こんな子供の言う事を信じれないはずが
不思議と心の底でどこかアツい気持ちが出始め。ぶっちゃけ目の前で世間では『善意の塊』だと言われてるコイツの熱意にしがみつきたい程俺は妹を失くす事が怖かった。そうだいくら悪意になれようとも俺には唯一の希望である妹がいなくなる事が耐えれない非力な人間なんだ。
走り回った俺達が異変に気づいた時に、ある泉の中に顔色が真っ青な妹が倒れてい。見つけた瞬間俺は
『死』
と言う絶望感に周囲をくるまれた。