和菓子『寒ざらし』と納涼床
「と、拙者が夜中に尿意を感じてトイレに行くため目が覚めたら、山背の城の回りがピカピカ光っていたでござるよ!!」
「へぇー!沢山光ってたの?」
「ピカピカと光ってたの?」
「ピカピカへけっか?」
「ピカピカ?ピカピカ?」
「そう!光ってたでござるよ!ピカピカ、ピカピカと!
神秘的で綺麗だったでござるよ~♪
最初、山背が何かしてるのかと思ったでござるが、山背の姿も声もしなかったでござるし。
そのうちピカピカも消えたてしまったでござるよ。……………………う~ん、しかしアレはいったい何だったんでござろう?」
万次郎茶屋の店番している愛満や遊びに来ているタリサ、マヤラに興奮気味の愛之助が、昨日の真夜中に見た出来事を話している。
「そんなに綺麗だったの?」
「綺麗だったへけっか?」
「きれいじゃった?」
「綺麗だったでござるよ!また見れたら今度は絶対に愛満、タリサ、マヤラ、光貴達にも教えてあげるでござるよ。」
「本当に!やったー!楽しみ~♪」
「楽しみへけっ♪」
「たのちみ♪」
「ありがとう。楽しみに待ってるね。」
「了解したでござる♪しかし今日は山背、なかなか起きてこぬでござるね。昨日のピカピカの事を話したかったでござるのに……………」
「本当だね。久しぶりの友達との再会が嬉しかったんだろうね。」
愛之助達が話す通り。いつもは朝ごはんの時間10分前には、必ず自宅の城から愛満宅にやって来て
ご飯をついだり、お箸を並べてくれたりと自ら率先して、朝ご飯の準備を手伝ってくれているのだが、今日に限ってなかなかやって来ず。
具合でも悪いのかと皆が心配するなか、美樹が代表して城に呼びに行った所。
何やら昨晩友人が訪ねて来たらしく。何年か何十年ぶりかの再開を祝し、山背城にて宴を開いた結果。今朝は二日酔いで起きれなかったらしい。
◇◇◇
そうして山背が茶屋に訪れないまま。いつものようにのんびりとした時間が過ぎていき。
愛之助達が仲良く3時のオヤツを食べていると、やっと山背が万次郎茶屋へとやって来る。
「あっ!山背だ!」
「あっ!やまちろじゃ!」
「本当へけっ!山背、おはよう?おそよう?へけっ。」
「山背、起きたでござるか?」
今日のオヤツをモリモリ食べている愛之助達が山背に気づき、声をかける。
すると愛之助達と一言二言話した山背は、愛満の所にやって来て
「愛満、おそようなのじゃ。今朝は迷惑かけてすまんかったのう。」
「ううん、大丈夫だよ。それより二日酔い、もう大丈夫なの?」
「うむ。もう大丈夫なのじゃ。心配かけたのう~。」
愛満の隣の席にチョコンと座り。
愛満から今日のオヤツを貰いながら話していると、山背の背中に隠れて見えなかった妖精のような姿の人物が、山背の首を結構強目に叩く。
「痛!痛いのじゃ!誰じゃ!なにするんじゃ。……あっ!そうじゃった。すまん、すまん。忘れておったわけじゃないぞ。
今、紹介しょうとしてたのじゃ、今な!」
何やら山背が誤魔化し笑いをしながら100%オヤツに気をとられ、友人の事を忘れていた様子で
「愛満。こやつはワシの友人のホルタ族のフニオじゃ。30年代の友人でな、心根の優しいやつなんじゃよ。」
背中に生えた羽や小さな姿などが合わさり。一見、妖精族のフェアリー族に見え、勘違いしそうになる所。
山背いわく、焦げ茶に所々赤いメッシュが入った髪色の者が多いらしい。ホルタ族のフニオがペコリと頭を下げ。
また山背が話し始め。
「実はな、愛満。ホルタ族のフニオなんじゃが、ホルタ族は水の綺麗な所にしか住めんのじゃよ。
しかし先の戦争のせいか解らぬが、各地の水場がどんどん汚れていき。水質や川がかれたり。
あちらこちらの水辺が悪い方に変わっていってしまっておるのじゃ。
その為、綺麗な水源の有る水辺にしか住めんホルタ族の住みかが減っていき。ホルタ族のフニオ達は困っておったそうなのじゃ。
じゃが、風の噂で朝倉村の噂を聞き。なんとかココまでやって来て、たまたま昨日ワシと再会したのじゃよ。
そこでなのじゃが、愛満。……………フニオ達ホルタ族を朝倉村に住まわせてくれんかのう?」
山背が頭を下げて愛満へとお願いする。
そんな山背からの突然のお願いに愛満は少し驚きながらも
「それは大変でしたね。勿論、ホルタ族の皆さんで朝倉村に移住してもらい。村へ移住してもらうのは大歓迎ですよ。
それでホルタ族の皆さんは、今何人ぐらい朝倉村に来られてるんですか?
住むならどういった家の構造や水辺と言ってもどういった場所が良いですか?」
フニオを安心させるよう笑顔で話し掛け。フニオ達ホルタ族の者達の移住に向け。席を移動し、様々な事を話し合うのであった。
◇◇◇◇◇
「それじゃあ、住む場所は村に流れてる川で良いんですね?
後、本当に家を建てなくても大丈夫なんですか?」
大体のホルタ族がこれから住む場所や家の事などが話し合いで決まり。愛満が確認の為、改めてフニオへと質問する。
「はい。昨晩、山背の家(城)の回り池を拝見させて頂きましたが、涌き出る水は極上の水質の綺麗な水で、大変美味しく。文句のつけどころもありませんでした。
それに山背に聞きましたら朝倉村で涌き出る水は、全て水質も極上で甘水なんだとも教えてもらいましたし。
朝倉村に流れる川に住まわせてもらえるならば、むしろ感謝するほどで、どこでも大丈夫です。
それに我々の住む家は、昨日の飲み比べの戦いで私に負けた。この山背がホルタ族全家族分の家をですね。
山背と同じ城をホルタ族サイズで、魔法を使い建ててくれると約束してますので、愛満さんはご安心下さい。」
少々固い口調ながら、この喋り方がホルタ族標準らしいフニオが何やらホッと胸を撫で下ろし、安心した表情で答える。
するとフニオの話を時折相槌をうちながら聞いている愛満へと山背が、実に悔しそうな顔をして
「そうなんじゃよ!酒の飲み比べで、このワシが負けたんじゃよ…………絶対勝つはずじゃったのに!
あと、あと一口が飲めんかったのじゃ!ほんの、ほんのちょっとじゃったのに~~~~~~~!!!
愛満~!ワシは悔しいのじゃ!愛満!聞いておるかの?のう愛満よ!愛満よ~~~!」
「そうなんですか、友人の山背が建ててくれるならフニオさんもいろいろリクエストも気軽に出来て安心ですね。
そうなると、後はホルタ族の皆さんの仕事面になりますけど…………………………どうします?
山背の話だとホルタ族の皆さんは、今まで自給自足の生活をしていたそうですが」
自身の片腕を掴み。ブンブン揺らしながら話しかけてくる山背をバッサリ無視した愛満がフニオに問い掛ける。
ちなみにこの少し後、愛満にもフニオにも構ってもらえなかった山背は、1人ショボショボと自分の事を構ってくれる愛之助達の元へと移動する。
「そうですね。私達ホルタ族は基本、水質が綺麗な川や湖なので、これと言って特に何もせず。
のんびりと暮らす種族になりますので、恥ずかしながら今まで働いた事もありませんし。
食事にしても基本水質が綺麗な水だけ飲んでいれば、寿命が訪れるその日まで健康的に生きていける。少々特種な種族になるそうなんです。
あっ!けれどですね。たまのお祝い等には皆で集まり。皆で準備したお酒や花の蜜などを大いに楽しむのですよ。」
「へぇー、基本水だけで生きていけるんですか!それはビックリしました。
う~ん、そうなると僕達で言う所のご飯を食べる等の食事行為がホルタ族の皆さんには水分補給にあたるわけか、……………ふむふむ………」
フニオの話を聞いていた愛満がホルタ族の生態を聞き。何やら納得した様子で頷き。
「なら、どうしましょうか、朝倉村でも引き続き。今までどおりのホルタ族の皆さんがおくってきた生活スタイルで生活していきますか?」
改めて、これからの朝倉村でのホルタ族の今後の事をフニオに質問すると
「そうですね、…………………どうしましょうか。
…………いや、実はですね。私より上の年齢の方達は、今まで通りのホルタ族の生活スタイルが良いといっているのですが
私ぐらいの年齢の者や若い者達は、外の世界をもっと知り、働いてみたい等の声が多数上がっておりまして
……………後ですね。もし働けるならば、水辺近くが良いとの無理難題な希望を言い出す者までおり。
それに加え。昔ながらのホルタ族の食事になる綺麗な水だけじゃなく。他の種族の皆さん達が食べている。
固形の食べ物を食べてみたいなどとの根強い声が、年々上がっておりまして………どうしたものかと悩んでいたのです。
はぁ~、父から長を継いだのはいいのですが、村の皆の願いを叶えようと考えますと頭が痛い毎日です。」
何やら父から引き継いだホルタ族の長として、いろいろご苦労な様子のフニオが恥ずかしそうに苦笑いしながら話。
フニオと似たような立場と言うか、気が付けばいつの間にか朝倉村の村長になっていた愛満も
「そうなんですか、それは大変ですね。
僕も朝倉村の皆が仲良く、また争いなど無く。安心して暮らせるか日々考えたりしてるんですが、なかなか良い案が浮かばず。恥ずかしながら試行錯誤の毎日なんですよ。」
「それはそれは、愛満さんも大変ですね。」
「いえいえ、フニオさんこそ大変じゃないでしか。」
お互いに苦笑いしながら日頃の気苦労を称え。
何やら考え付いた様子の愛満が
「う~ん、そうですね。……それなら先程の話し合いと少し変わってしまうんですが、滝の近くの川の上流にホルタ族の皆さんに住んでもらい。
川の中流から下流付近でホルタ族の皆さんで、何かお店でも開いて働きませんか?
家を上流に建てるから職場と住居場所を住み分け出来ますし。
それならホルタ族本来の暮らしを続けていきたい年配の方や、働いてみたいと話す方々の希望を同時に叶えられると思うんですよ。どうでしょう?
あっ、勿論!ホルタ族の皆さんが暮らす事になる川の上流付近には、人が不用意に近づけないよう。特殊な魔法を施しますので、安心して下さい。」
「おぉ~~!それは良いですね。
ホルタ族本来の生活を続けたい者達は、川の上流で希望通りのんびりとした生活が続けられ。また滝が住居近くに有るなら大喜びします。
それに働きたいと言っていた者達も希望が叶い。川の近くで働きたいと言っていた者の願いも叶い。一度に皆の願いが叶い、文句も出ないでしょう!
それで、どんな仕事になるんですか?」
愛満が話す提案に乗り気のフニオが少々興奮した様子で質問し。
「『納涼床』や『川床』と言う、川の上にゆっくり寛げて座れる場所を造り。
お客さん達に水の音を聴いたり、涼んでもらいながら、甘味やちょっとした軽食を食べてもらうお店になるんです。
さっきフニオさんがホルタ族の者ならば、自分の体の3倍から5倍の重さの物なら楽々運べると話していたので
それなら『納涼床』で接客業をしてもらうのは、どうかなと思ったんです。
それに『納涼床』は夏限定のお店になるので、夏以外はお店を閉める事も出来ますし。
今まで自給自足のような生活をしていたホルタ族の皆さんが突然働きだして、体を壊さないかなぁと心配で………それで、どうでしょう?
ホルタ族の皆さんの働き口は『納涼床』で良いでしょうか?」
愛満が自身が考えたホルタ族の仕事場にどうかと考える『納涼床』の事を話すとフニオはいたく感激した様子で
「……………今日初めてあった私共の為、そこまで考えてくれて、本当にありがとうございます。
はい。そのくらいの重さの物でしたら、少々魔法を使えるホルタ族の私共でも楽々と運べます。
あの~、ですが、接客は良いとして、私達ホルタ族の者は料理などした事がありませんが、大丈夫でしょうか?」
愛満に感謝の言葉を述べ。最後に料理をした事がないホルタ族が飲食店を開けるのかと心配した様子で聞いてくる。
「あっ、もちろん安心してください。その辺りはちゃんと考えていますよ。
接客をホルタ族の皆さんにしてもらって、調理や支払いは朝倉村に住んでる白梅園の竜神族の子達にしてもらうんです。
ちょうど白梅園の何人かの子達から調理の仕事をしたいとお願いされてたので、逆にホルタ族の皆さんの移住は大助かりになるんですよ。
それにホルタ族の皆さんが夏以外の間『納涼床』をお休みするとしても、業務を縮小して『納涼床』を使わず。
調理場が有るお茶屋で竜神族の子達が、春の新緑や秋の紅葉を売りにしてお店を続ける事も出来ると思って
あっ、勿論!ホルタ族の皆さんが夏以外も働きたいと希望されるなら、一年中『納涼床』のお店を開けてる事も出来るので安心して下さいね!」
ホルタ族の移住が村の迷惑にならないかと密かに心配してる様子のフニオに気付いた愛満がフニオを気遣うよう。自身が考えた提案を改めて話すと
「そうなんですか。それは料理等したこと無い私達ホルタ族としても助かります。
それに…………本当に………本当にありがとうございます。」
言葉に言わなくても愛満が自分やホルタ族の事を考え話してくれてる事を感じたフニオは瞳をにじませ。
肩を震わせながら愛満にお礼の言葉を伝え。密かに涙を流す。
そんなフニオの姿に気付いた愛満であったが、その事には触れず。明るくつとめ
「良かった~♪なら、この方向で話をまとめちゃいますね。
あっ、すいません。ちょっとお手洗いに行きたいので、ちょっと待っててもらえますか?本当にすいません!」
本当はトイレになど行かなくても良いのだが、涙を流すフニオの為。愛満はお手洗いに行くフリをして、フニオの涙が止まるタイミングで席へと戻り。
その他の細かな所を話し合っていると、オヤツを食べ終わった愛之助がやって来て
「お疲れさまでござる。難しい話し合いで喉も乾き、疲れたでござろう?冷たい緑茶と茶菓子の『寒ざらし』でござるよ。」
愛満達の前に涼しげなガラスの器に入ったお茶やお茶菓子を置いてくれ。
「ありがとう、愛之助。」
「ありがとうございます。」
2人が愛之助にお礼を言いながら長い話し合いで乾いた喉を冷たい緑茶で潤す。
「う~ん♪冷たい緑茶は、美味しいね!」
「本当に美味しいですね。」
愛之助が気をきかせ。フニオ用にフェアリー族用の小さな器に注いでくれた。初めて飲む、冷たい緑茶の美味しさにフニオは満足そうに呟く。
「そうでござるか?それは良かったでござる。
そうそう、茶菓子の『寒ざらし』も食べてほしいのでござるよ!愛満が、拙者達の為に今日のオヤツとして作ってくれた和菓子になるのでござるよ。
拙者も先ほど頂いたでござるが、ツルンとした白玉にアッサリとした、少々べっこう色の冷たいシロップとの相性がバッチリで、美味しかったでござるよ!」
愛之助が進めるなか。普段水分しか摂取しないホルタ族のフニオが恐る恐ると『寒ざらし』のシロップを口にすると後は止まらない様子で
「な!何ですかコレは!
普段飲む花の蜜とは比べ物にならないくらい、サラリとした喉ごしにアッサリしていながら体に染み込むような優しい甘さ。
更に素朴でいて、何だが懐かしい記憶の味がします。
それにこの白い食べ物は、初めて体験するモチモチとした食感が実に好ましいです。」
大変感動して、初めて口にした『寒ざらし』の感想を愛満達に伝え。また夢中で食べ進める。
するとそんなフニオの姿を微笑ましく見ていた愛之助が、何やら気付いた様子で愛満にコッソリ近付き、耳打ちして
「愛満、見てほしいでござるよ。
ほらアレ、フニオさんのお尻がピカピカ光ってるみたいでござるよ!
アレは、まるで昨日見た光みたいでござる。……………う~ん、不思議でござるね?」
「あっ!本当だ。そう言われたら何だが光ってるみたいだよね。」
フニオが着ているズボン越しでも解る。
ピカピカ光る様子に愛満達が本人に聞いても良いものか、いけないものかと純粋にただ不思議に思い。考え込んでいると
愛満達から華麗に無視されて以降。
しばらく姿が見えなかった山背が、食べかけの『寒ざらし』の入った器やスプーンを両手それぞれに持ち。
「おや?愛満達に説明してなかったかのう?
フニオ達ホルタ族はのう~、感動したり、興奮するとお尻が光るのじゃよ。
昨日も久しぶりの再会やら飲み会やらで、興奮した若者達がワシの城の周りを飛び交いながらピカピカ光って大変じゃったわい!」
「えっ!ホルタ族って、お尻が光るの?」
「お尻が光るでござるか?」
愛満と愛之助の2人が山背の話に驚いていると、何やらしてやったり感をにじませる山背が
「そうじゃぞ!ホルタ族と言えば、お尻が美しく光。
その光が美しければ美しいほど一族の中で男なら英雄に、女なら賢く美人と考えられておるのじゃ。
こんなこと誰でも知っておるぞ!有名な話なのじゃ!」
少々、偉そうに話。愛之助から冷たい目で見られているなか
「そ、そうなんだ。ホルタ族と聞いた時から、何処と無くホタルを連想してたけど……………
お尻が光る所が一緒だなんて、本当に不思議で奥深い種族なんだね。ホルタ族って」
愛満がボソッと呟き。
そんな愛満の呟きや愛之助の冷たい目線に気付いてない様子の山背が
「そうじゃった。愛満、寒ざらしのお代わりはないかのう~。
ワシの城に居る、他のホルタ族にも『寒ざらし』を振る舞っておったのじゃが、皆『美味しい、美味しい』と言って、食べきってしまったのじゃよ。
なんとかワシも一杯だけは死守したのじゃが、皆『まだ食べたい、食べたい』と言うて来て、うるさいのじゃ!」
沢山食べる山背や愛之助達を予想し。寸胴鍋いっぱいに『寒ざらし』を作り、冷たく冷やしていた。
あの大量の『寒ざらし』が全て食べられ無くなったと聞き。少々驚いた愛満であったが
「えっ!あんなに寸胴鍋いっぱい有ったのに、もう食べちゃったの!……………うわ~~!それはスゴい!!
あっ、けどそうだね。『寒ざらし』は流水にさらす事で『寒ざらし』と言われるくらいの食べ物だから、普段綺麗な水が主食のホルタ族の皆の口には合ったのかもしれないね!
それに冷水でコシのある白玉に。ざらめ糖、蜂蜜、水で作ったシンプルなカラメル風味の冷たいシロップが良かったのかも。」
何やら1人納得するなか。『寒ざらし』のお代わりを待つホルタ族の為。
自身の力も使い。手早く、お代わりの『寒ざらし』を作り終えた。
◇◇◇◇◇
こうして、朝倉村へとお尻がピカピカ光る、少々不思議なホルタ族の者達が村の一員に加わり。
村人や村を訪れる人達から夏に人気を博す事になる。
冷たい『寒ざらし』が名物の『納涼床の甘味屋さん』が仲間入りするのであった。
《和菓子『寒ざらし』と納涼床、の登場人物》
・フニオ=ホルタ族の長(父から引き継ぐ)、山背の友人
妖精族のフェアリー族に良く似ているものの、単色の髪色が多いフェアリー族と違い
焦げ茶色の髪に所々、赤いメッシュが入っているのがホルタ族の特徴
基本/綺麗で美しい水が有れば生きていける、少々特種な種族
基本/食事は水になり、水だけで寿命がくるまで生きていける
しかし汚れていない水限定
感動したり興奮したりするとお尻がピカピカ光る
そのなかでも美しくお尻を光らせれる者は、男なら英雄、女なら賢く美しい人になるらしい
・山背=フニオの友人
今回、何やらフニオとのバトルに負け、大人げなくイジケ。
その後、注文の多いフニオ達ホルタ族の家(城)作りに苦労するご様子
・愛満=今回も朝倉村の村長として頑張っている。心優しき、ちまっこい青年
・愛之助=今回、何やらピカピカ光輝く美しい光景を目にした様子
後に、とある真実を知り。少し悲しさが胸を襲うという出来事が起こってしまう
・タリサ、マヤラ、光貴=食いしん坊チビッ子3人組。
今回もオヤツをお腹いっぱい食べられ幸せなご様子




