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田乃倉組長との出会い

畑野中島仁志がヤクザの道に足を踏み入るきっかけは、畑野隆宏との出会いであった。


畑野との出会いは、東京から大阪に来て行きつけのスナックで知り合った。

畑野は、鹿児島県の種子島生まれで、同じ離島出身と言ゅ事で親しく成り友人に成った。


毎日のように、合ってナンパや喧嘩も一緒良くやって良く遊んだ。


畑野が知り合って3ヶ月ほど過ぎた頃、ひと月ほど姿を見せ無かった。


翌月、畑野と久し振りに会った別に変わった様子は無く、あえて何をしてたのか何も聞かなかった。


いつものように、スナックで呑んで牛丼を食べに店に入って他愛も無い話しをしてると、


急に畑野の顔が険しくなり


「中島、俺の舎弟に成れ」


は、何を言っているのか中島は

瞬時に理解出来なかった。


「舎弟に成れて、なんだいきなり」


中島が聞き返すと畑野が


合わなかったひと月の間に畑野はヤクザに成ってた。


ひつ月の間の話しを聞き終えると、中島はしばらく考え、沈黙後に畑野の目見て


「兄貴分なら、良いぞ」


中島が応えた


中島は、今まで対等に遊んでた友達の下に、なぜつかないと、いけないんだと、島根性がでた。


「すまん、それで、良い、有り難う」


畑野の返事は意外なものだった。


中島には、最後のありがの意味が分からなかったが、それは直ぐに分かる。


翌日、中島は、畑野が入ったヤクザの親分と引き合わはせられた。


ヤクザの親分と言われる人に会うのは始めだった。


「お前、中島か」


田乃倉の第一声だった。


「はい、中島仁志です、宜しく

お願いします」


中島は震える声で応えた。


「良い面構えしてるやないか」


畑野に向かって


「しっかりした、若い者そうや無いか、こいつは、良い極道になるで」


田乃倉が畑野に言ゅ、続けて


「畑野、今日から、2人は、兄弟分や、先に入った者として極道の式たりをおしえてやりや」


「分かりました」


畑野が返事を返した。


「中島君、今日から中島君も、うちの若い衆やから、困った事が有ったら、遠慮のう相談にきてや、」


田乃倉の横に座ってた綺麗な女性が、口を開いた。


中島は、席に着いたときから、綺麗な人は誰だろと、考えてた。


中島の雰囲気に気づいた、畑野が


「姐さんや」


姐さん?

ヤクザの世界では、親分や兄貴分の嫁さんの事を姐さんと、呼ぶらしい。


「中島君も頑張って、早く良い極道に成って、うち人支えてな、お願いね」


「今日は、顔見せや、話しはそのくらいにして、食べようやないか」


田乃倉の言葉で食事が始まっまた。


食事が終わり、高級クラブで一杯呑んだ後、別れ際に田乃倉が


「明日にでも事務所に顔をだせや、皆なに、顔を覚えて守らえや」


畑野に向かって、


「事務所に頭が居るはずやから、皆なに紹介しとけや」


「分かりました、ごくろさんです、失礼します」


「ごちそうさまでした、失礼します」


中島も、畑野に続いて挨拶をおえて田乃倉と別れた。



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