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戦術勝ち、ヤクザは、言葉ひとつ

佐野は、ホストクラブの店長に事情を聞いて、携帯を切った


「その女、1人もんやと、言ゅて店に通ってらしいやないか、ホンマに若い衆の女か」


佐野の問いに、中島が応える


「頭、あんたも、クラブに飲みに行く事は有るでしょ」


「そりゃ、有るわい、それがどないしたんじゃ」


「呑みに言った以上、楽しく飲む為に横に付いた女の娘に1人もんや、彼女はいないと言いませんか」


「それは、言ゅはな〜、楽しく飲みたいからな」


「それと、同じ事を藤田美咲も、をしただけでしすよ」


「それを、ホストが信じて、現金を付けに変え、きつい酒を飲ませて、途中で幾らに成ってると、聞いても、大丈夫と、言って金額もボラれて、食いもんにしたんですよ」


「店長は、そんな話しはして無かったで」


「それは、言った、言わないになるでしょ」


続けて中島はたたみかける


「頭、あんた、大丈夫と言われた金額が、いきなり、930万の付けの金額をつきつけられたら、どうします」


「そりゃ、食いもんにしたんかいと、怒るわい」


佐野は言った後に、しまったと言ゅ顔で、顔色が変わって、言葉を呑んだ、沈黙が続いた後


「どないせいと、言ゅんや」


「頭に任せるますわ、納得する答えじゃ無いと、本家に上げる覚悟ですよ、中に入ってる間に、女が食いもんにされた、訳ですからね」


佐野が驚いて


「本家に上げる?」


そんな事をされては、内容が、本当なら、親分が処分される、


ヤクザの世界では刑務所に入ってる人間の女を口説くは、ご法度、ましてや、食いもんしたとなれば、どんな理由があれ、無条件で、軽くても、指詰め、命を無くす事も有る。


佐野は追い込まれて


「中島さん、知らんかったとわ言え、スマンかった、この通りりや、」


佐野はあたまを下げた。


中島の勝ちだ、口説くと言ゅ言葉を出さず、楽しく飲むと言ゅ言葉に終始した結果だ。


「表沙汰に成ったら、親分にも迷惑が架かる事や、わしも頭として、責任を取らされるところや、2人で話して貰て、中島さんには、借りが出来たわ、噂にたがわ無い器量や」


そう言いながら、携帯をかけた


中島と取り留めの無い話しをしてたら、カバンを下げた、若い衆がカバンを置いて行った。


「店のもんは、良く教育してくさかい、今日は、これで、辛坊して貰えんか」


「分かりました。忘れますわ」


多分ん5000万は入ってると中島は経験から見た。


「これからは、中島さんと良い付き合い、させてくださいよ」


「こちら、こそ、お願いします」


こうして、藤田美咲の件は話しを逆転させて、有利に結着させ事務所に帰った。


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