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プロローグ



「おい、起きんかいん」



声がして、身体を揺すられ、起こされた。


兄貴だ。

そうか、昨夜は兄貴の部屋で遅くまで呑んでそのまま寝てしまったのだ。まだ頭がぼーとする中「おきたんかい」兄貴の声がハッキリ聴こえた。


起きました、そう応えると家に帰って支度してこいや、兄貴が言い部屋を出でマンションに向かう。

取り敢えずシャワーを浴びようと浴槽に入った。


シャワーのせん回して浴び始めた。

俺も今年で23か、そろそろ独立を考えないとアカンな、シャワーを浴びながら漠然とそんな事を考えていた。

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