始まり
タイトル【ココロ】
1
いらっしゃいませ
お客様はどのようなご相談で?
客「いえ、興味があっただけで...」
あなたがこのお店に訪れたのは偶然で必 然。
ご相談したいことがおありでわ?
客「そういえば....」
客「彼氏の浮気が、いや、まだ決まった 訳じゃないんですけど...」
店主「なぜ浮気だと?」
店主はこんな話を聞きながらもにこにこ しながら聞いていた。 だが、嫌な気はしない、そんな笑い方だ った。
客「いつもは携帯を隠しながらなんて操 作しないんだけど。昨日の夜は」
店主「操作してた」
客「はい。些細なことなんですけど気に なって...」
店主「では、見てみますか?」
客「え?」
店主「彼氏さんが携帯で何を操作してた かをです。」
客「あの、どう言うことですか?」
客はよく言ってることは分からなかった 。
店主「んー見たいか見たくないか、どっ ちなんですか?」
客はよくわからず、
客「はい...」
店主「分かりました、では、目をつぶっ て。」
目をつぶると店主がこっちの方に歩いて くる。
店主「あ、目を開けないで下さいね、死 にますから。」
え、と反応する前に頭を触られた。 すると
客「え...私?と彼氏...」
言葉にすると客の部屋に府幽霊のように 客が漂っていた。 店主が頭の中に話しかける。
店主「これは昨日の時間。見たいならば のぞけばいい。嫌ならば目を開ければ帰 れるよ。」
客「なに、これ...」
店主「さーのぞくの?のぞかないの?」
客「見て、見る。」
すると、
<記念日デートに最適特集!>
ページをどんどんめくって
何回もめくって
<ワイン特集>
客「私が好きなお酒...」
<記念日サプライズ!~ケーキなどいか がですか?写真もお取りします!一生の 思い出を~>
すると彼氏が小さな声で
彼氏「これだ」
客「なんかいった?」
彼氏「う、ううん、なんでもない!」
客「そういえば、昨日なんか慌てたな。 」
思い出してふっ、と笑いが出た。
そして
<予約>
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