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立体的虚像
ロウソクの火が揺れる
一辺が照らされる
赤色に反射して
それは私が愛したもの
影が落ちる
それは僕が見下したもの
ハイビームが貫く
一辺が照らされる
白色に反射して
それは私が逃げた過去
影が落ちる
それは僕が眠る場所
窓辺から日が差す
空色に反射して
それは私が生きる世界
影が落ちる
それは僕の血肉
スポットが当たる
金色に反射して
それは私が望むもの
影から手が伸びる
それは本当に僕か
強い光が皮膚を燃やして
溶けた身体は
また自分の輪郭を失う
また光が当たる
私という現象がある
誰かの後光が差す
僕は目を凝らす
影が顔を隠す
それは僕を写す
僕という虚像がある




