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たどり着いて分かったのが、どうやらここはウサギ族の女将の言ってた「町」では無く、「アフロディーテ」という都市だ。道理で遠かった訳だ……。


さっき助けてくれた大男改め親切な大人が別れ際

「坊や…。まあ、ひとりで色々大変だとは思うが、がんばれよ!生きる希望を忘れなければ何とかなる!」

という激励の言葉をくれた訳だが、一体おれは何歳くらいの身体になってんだ?

まわりの反応や、自分で確認できる自分の身体的には恐らく小学校高学年か中学年位だとは思うんだけど……。


とにかく、まずはド定番の冒険者ギルドに向かおう。

どうやらさっきの大男大人(略)曰く、冒険者ギルドに加盟してないと、モンスターを倒してゲットした宝石は売れないらしい。

それにしても、この街並み、街の人々、どれをとっても"異世界"だな。これまたド定番な中世ヨーロッパ風。行き交う人々は様々な人種がいて、中には、エルフや獣人何かもチラホラ見かける。後は…あれだ、黒髪黒目の人が居ないってやつ。この設定でラノベ書いてたヤツら、皆実際に異世界に行ってたんじゃないか?って疑うぐらい一致している。

ちなみにおれの場合は、最近髪の毛を紫に染めたばっかだから浮いてはない…はずなんだけど、何かが原因でやはり浮いてる感じがする。


「ここか…。」


冒険者ギルド


比較的街の入口に近いところにあったお陰で、時間がかからなかった。ギルドって言ったら、荒くれ者達に「なんだ?新顔か?」なんて突っかかられるのが通例だろう。ちょっと緊張する。

「失礼しまーす………あれ?」

拍子抜けだ、だーれもいない。ヒマそうにボーッとしてる受付嬢1人居るだけだった。

とりあえずその受付まで足を運んで声をかけた。

「あの、すみません。」

「…………。」

「あのー。」

「………?」

「ちょっと!!!」

「わぁ!?え?なに?」

ボーッとしすぎだろ。

「ギルドの登録に来たんですけどー」

「え?どこ…あれ?子供?」

受付の中から恐る恐る顔を出し、視線を下に剥けてやっとおれを認識した。不便だなこの身体。

「お願いできますか?」

いや、さっきの大きな大人の説明の感じ子供でもギルド登録は出来るだろう。

「えっとー、年齢を伺ってよろしいですか?」

「…………分かんないです。」

そう、分からないのだ。おれはいま何歳なのかおれが聞きたいね!!

「7歳以上じゃないと、ギルド登録は出来ない決まりになっていて…。」

「あ、多分7歳よりは上です。」

「そうですか、じゃあ手続きしちゃいましょうか。中まで来てください。」

言われた通り、ギルドの中に入って自分の目に映ったギルドの受付嬢の姿に、一瞬言葉を失った。

「…え、なんで。」

どうやら、確信は持ててないみたいだが

向こうも同じだったみたいで、驚きを隠せなようだった。

「なんで、雫がこの世界に居るんだよ。」

おれのその言葉で、向こうも確信に変わったらしい。

「え?じゃあ、嶺亜なの?え、でも子供…。」


小説を書くとしたら、タイトルはこうだ

異世界転生したら、ギルドの受付嬢が片思いしてた人だった件。

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