君を誰かに取られるぐらいな、僕は君を忘れるために死ぬよ。
“僕はつくづく弱い人間だ!”
大好きな彼女を他の男性に取られた。
気がついた時には? “彼女は既に僕にもう気持ちがなかったのだと思う。”
だから新しい男性に心惹かれたのだろう。
知らないフリをしていた僕が悪いと思っているのだが、彼女のせいに
しようとしている僕も居たんだ。
だから僕は彼女を呼び出してこう言ったんだよ。
『・・・な、なんで?』
『えぇ!? 何の話?』
『“なんで急に別れたいとか言うんだよ!”』
『またその話? 前にも時間かけて二人で話し合ったじゃない!』
『まだ納得してない。』
『“他に好きな男性ができたの!”』
『いつから男の事が好きだったんだよ!』
『“彼の事を知ったのは1年半前かな。”』
『“好きになったのは?”』
『3カ月前ぐらいから男性として見るようになったわ!』
『僕よりもその男の方が好きなんだよな。』
『何? 事情聴取でも私されてる訳?』
『・・・そ、そんなんじゃないけど、』
『“私が男性を好きでも勝手じゃない!”』
『“彼氏が居るのにか?”』
『・・・“お互い気持ちは冷めてたじゃない!”』
『そ、それは、そっちが勝手に、』
『私だけのせいなの? まあ、それならそれでもいいけど、』
『“もう一度、一からやり直さないか?”』
『はぁ!? 今更、何いってるのよ!』
『“気持ちが冷めてるなら、もう一度お互い寄り添って温め合えば、”』
『・・・無理だよ、もうこういう話はやめよう。』
『やっぱりその男の方がいいんだな!』
『“そうね! 取りあえず、彼はこんな事言ったりしないしね。”』
『どうせ僕みたいな男は女々しいし、ヨリを戻す事しか考えてないからな。』
『“琉生もステキな彼女見つけたら?”』
『えぇ!?』
『“私に執着するよりも違う女性を見つけた方がいいよ。”』
『・・・・・・』
『どうしたの?』
『・・・もうヨリを戻す事もできないんだな、』
『そうね。』
『分かった、また連絡する!』
『・・・また、それ?』
『あぁ! またな。』
『分かった、また、』
僕は彼女と“別れる事が納得できないでいた。”
彼女は他に好きな男性ができたから僕と別れたいと言う!
彼女の言う事が理解できない訳じゃないけど、心が受け入れられないんだ!
彼女とは4年半ぐらい付き合っている、あと半年もすれば5年だ!
5年も付き合ってきた彼女と別れて他の女性を好きになる考えが今の僕には
全く考えられないしそう想えないでいる。
彼女と別れた後の僕を想像する事ができないんだよ。
彼女はそれが全く分かっていない!
・・・だから僕は君を忘れるために死ぬ事を選んだんだよ。
決して彼女を困らせる為に僕が死ぬわけじゃない!
彼女の記憶に僕が深く入る込むにはこうするしかないと僕は想ったんだ。
“僕は彼女の事を忘れる事は出来ない!”
だから彼女にも僕を忘れてほしくないんだ。
僕は彼女に一通の手紙を残して部屋の片隅で自殺した。
“Dear 愛する君へ”
きっと彼女はこの手紙を見て、僕の事を考え今頃泣いてくれていると思う!
彼女の記憶の中に僕を忘れないようにこの手紙を君に残すよ。
手紙にはこうも書いたんだ! “僕を死ぬまで忘れないで!”
君の心を縛り付けてでも僕は君の心の中で生きる事を望むんだ!
“君を誰かに取られるぐらいな、僕は君を忘れるために死ぬよ。”
・・・もうこれで! 君は僕と死ぬまで別れることはないんだよ。
最後までお読みいただきありがとうございます。




