○第69話~アルカディア海底遺跡②~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
─ アルカディア海底遺跡とは太古の昔、地殻変動により海に沈んだと言われる『アトランタル大陸』の残骸…。らしい。
『らしい』と言うのは滅亡理由が理由なため、詳しい文献がほとんど残っていないため『恐らくそうである』の域を出ないからである。
因みに遺跡がある場所は海底500mにあり、遺跡内部へと入る為にはスキル『遊泳』と『潜水』をLv.5以上にしておく必要がある。
SCを消費し、スキルを入手したユート達は目的地である『アルカディア海底遺跡』を訪れていた。
「『聖槍』!!」
「『疾風突き』!!」
ミザリーの錫杖から光の槍が放たれ、秋刀魚のような魚を穿ちユートの嵐のような刺突がとどめを刺した。
ピロン♪
【キラー・ソーリィが魔物図鑑に登録されました。】
「ふぅ…。漸く奥まで来られたわね。」
「ああ。しかし、もうボス部屋前かぁ…。思ってたより狭かったなここ。」
「そうね。」
ユートとミザリーは苦笑いをしていた。
─ だって、30階位覚悟していたらたったの2階ほどでボス部屋らしき部屋に着いてしまったのだからそりゃあ苦笑いもしたくなるだろう。
「んじゃあ、早速ボスの顔を拝みますか。」
ユートはそう言うと扉を開け ─
られなかった…。
「ちょっとユート!巫山戯てるの?」
「いや…。その…。開かねーんだよ。この扉。」
ユートは困ったようにポリポリと頭を掻いていた。
「え?嘘でしょう?…。ヤダ!本当に開かないじゃない!!」
ミザリーは目を丸くしていた。
─ 本当に開かないのだ。
「ったく!どーしろってんだよ。」
「そうよねぇ…。アラ?コレ何かしら?」
ミザリーは扉に空いたら4つの穴を興味深そうに見た。
─ それは十字型に並んだ拳大の大きさの丸い何かが填まりそうな少々深めの穴だった。
「何だろうな?水晶玉とかが填まりそうだがそんな物…。あ、ひょっとして宝箱に入っていたコレか!」
ユートは異次元収納から青い水晶玉を取り出すと穴の1つに填めてみた。
─ 水晶玉はピタリと填まった。
「もしかしてここに来るまでに手に入れた水晶玉を填めたらいいのかしら?」
「ああ。多分そうだ。」
ユート達は道すがら手に入れた赤、青、黄、緑の水晶玉を填め込んだ。
すると
ゴゴゴゴゴ…。
と、大きな音と共に扉が開いた。
「よし!入るぞ。」
「ええ。」
ユート達は意気揚々とボス部屋へと入って行った。
そこに居たのは ─
「えぇ…。船?」
「モンスターじゃねーのかよ!!」
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◦名前:幽霊海賊船『フライングダッチマン号』
◦種族:幽霊船Lv.???
◦職業: ???Lv.???
◦レベル:20
◦HP:12500/12500
◦MP:1000/1000
◦状態:健康
○スキル
◦スキル
・??? ・??? ・砲撃Lv.7
◦EXスキル
・???
◦ユニークスキル
・???
◦コモンスキル
・???
○称号
・【死者を運ぶ船】・【???】
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巨大な海賊船だった。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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