表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Free World Online ~自由な世界で~  作者: 西音寺 秋
第3章~新たなる大地へ~
91/153

○第65話~ロレンス山脈③~

お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)

「『火炎斬り』!!」


「『火球連弾(ファイアー・バレット)』!!」


トキヤは火を纏った剣で銀毛の狼、『スノー・ウルフ』を切りつけ、アキの杖から放たれた無数の火球がとどめを刺した。


ピロン♪


【スノー・ウルフのデータが魔物図鑑に登録されました。】


少し離れた所では、ルーナが火を纏ったカードを飛ばし、ソフィアが火矢を打ち込み白い毛の熊『ワイルド・スノー・ベア』を撃破していた。


ピロン♪


【ワイルド・スノー・ベアのデータが魔物図鑑に登録されました。】


「ふぅ…。終わったかな?」


「お~い!ルーナ!ソフィア!そっちは終わったかー?」


トキヤがそう声を掛けると2人はヒラヒラと手を振りながら


「こっちも終わったよ~!」


と、笑顔でそう答えた。


「4人ともHPは大丈夫?」


シャルロッテは杖を振るい『回復(ヒール)』を4人にかけHPを回復させた。


─ この時アキ達は丁度、標高8000mから先の『デスゾーン』に差し掛かり、頂上目前まで迫っていた。























モンスターと遭遇してからかれこれ数時間が経過した頃、漸くアキ達は目的地である頂上に辿り着いた。


「頂上に着いたけど何も無いねぇ。」


「せやなぁ。どないすんの~これ~?」


アキとルーナは顔を見合わせていた。


「そうだな。『海のバカ野郎ー!』ならぬ『山のバカ野郎ー!』とでも叫んどくか?」


「いや…。トキヤ、ここは『祈る』べきじゃないかなぁ?」


若干ふざけた様子のトキヤにソフィアは溜息交じりでツッコミを入れた。


「あぁ…。『聖女が祈り~』とか何とか本に書いてあったもんね。」


「まぁこの世界(FWO)の神なんて知らないから何て神に祈るかなんて知らないけどね。」


ソフィアはクスリと笑った。


「んじゃ、とりあえず山の神にでも祈りを捧げておくか。んで、何もなかったら『山のバカ野郎ー!!』とでも叫んでやろう。」


「そこから離れなよトキヤ。」


アキは深い溜息をついた。


「いやさぁ…。高い山に登ったら一度は言ってみたかったんだ。」


「何それ…。」


アキはクスクスと笑った。


「んじゃ、とりあえず本に書いてあった通り祈ってみるとするか。」


「はいは~い♪」


「は~い♪」


こうしてアキ達はトキヤに習い祈りを捧げ始めた。




























しばらくして…。


「…。何も起きないわね。」


「せやなぁ…。」


アキとルーナは何も起きそうにない様子にポツリとそう呟いた。


「そうだな。またハズレかぁ…。山のバカ野郎ー!!」


そうトキヤが叫ぶと


「ギャオォォォォォー!!!」


と、何処からか『何だとコノヤロー!!!』と言わんばかりの咆哮が轟いた。


「え?何??」


と、キョロキョロと周囲を見回すと、バッサバッサと羽音を立てながら白銀の竜が舞い降りてきた。


その竜は如何にも不機嫌そうなオーラを醸し出していた。


最後まで読んで頂きありがとうございます!

m(_ _)m


感想、評価、いいね、ブックマークが執筆の励みになります。(´▽`)


どうかよろしくお願いします。m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 白銀の竜は、敵なのか?味方なのか?いったい何なのか?続き気になりますね、
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ