○第57話~カラカラ砂漠②~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
「酷い砂嵐ねぇ。」
「確かに『防砂のゴーグル』と『防砂のローブ』は必須アイテムだったわね。」
カラカラ砂漠を進む事約30分、アキ達はもう砂嵐に巻き込まれていた。
「視界悪いからはぐれないように注意しろよ~。」
「流砂に嵌まらんように足元気を付けるんやで~。」
「「「それフラグ!言っちゃダメだよっ!!」」」
トキヤとルーナの発言にアキ、シャルロッテ、ソフィアは思わず突っ込んでいた。
─ それ、フラグ発言だものね。
「悪ぃ悪ぃ。大体そう言った直後に言った事が起きるのが漫画やアニメのお約束だもんな。」
「せやったなぁ~。」
と、苦笑するトキヤとルーナ。
こんな軽口をたたきながらゆっくりとラクダでカラカラ砂漠を進んで行くと、遠くではあるが『カラカラの三大ピラミッド』と思われる三角形の建造物が見え始めてきた。
「あれかなぁ。例のピラミッド。遠くてもよく見えるね!」
「遠くからでもあれだけ大きく見えるってどんだけ大きいんだろうね。」
アキとソフィアは驚きの声をあげていた。
実際の所、カラカラの三大ピラミッドの大きさは『ギザの三大ピラミッド』のほぼ二倍はあるのだから、かなり大きい。
「お!もう少し行った所にオアシスがあるみたいだぜ。あそこで一旦休憩しようぜ。」
トキヤが指差した先には確かにオアシスと思われる場所があった。
「賛成~。」
「は~い。」
「あいあいさ~♪」
アキ達もトキヤの案に賛成のようだ。
それから数分ほどラクダで進むと漸くオアシスらしき場所へと辿り着き、とりあえず休む為にテントを張った。
「それにしても凄い砂嵐だったねぇ~。」
「休憩出来る場所が見つかってよかったよ。」
ソフィアとルーナはぐったりとした様子でゴロンと横になっていた。
「それにしてもピラミッドまで後どんだけあるんだろうね?」
「思ってたより先はながそうやよねぇ。」
「多分後、2~3時間はかかると思うぜ。」
「「「「え~!!」」」」
トキヤの言葉にアキ達は絶句した。
「え~!!じゃねーよ!!どーみても随分先そうだったじゃねーか!」
トキヤ言う通り、見えてこそはきているが三角定規大の大きさだ。どう考えてもそれくらいが妥当か、下手すればそれよりかかるくらいだろう。
「ま、そう言う事だからもう少し休んだら出発しようぜ。出来れば暗くなる前にはピラミッドに着きたいだろ?」
「そーだねぇ。OKだよぉ。」
「OKやで。」
「は~い。」
「分かったよ~。」
アキ達もトキヤと同意見のようである。
「んじゃあ出発するぜ。」
「「「「は~い。」」」」
テントをたたみ、再びラクダに乗ったアキ達はピラミッドを目指し歩き始めた。
「視界悪いからはぐれないように注意しろよ。」
「流砂に嵌まらんように足元気を付けるんやで~。」
「「「それフラグ!言っちゃダメだよっ!!」」」
トキヤとルーナの発言に思わず突っ込んでいた。
「大丈夫だって。」
「そうそう。そんな事ならへんって…。てかそれ前も言ってへんだ?」
トキヤとルーナがそう言った時…。
足元が少しずつ沈み始めた。
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