○閑話~パピーの冒険②~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
「いいわ。受けましょう。」
パピーはクエストを受けることにしたようだ。
「まぁ!手伝ってくれるの?ありがとう!」
「助かった…。」
ミカエラは満面の笑みをグーミリアは少し口角をあげてパピーを見つめていた。
「一応時間はあるし、友達の頼みだもの。さぁ、さっさと採取しに行きましょう♪」
こうしてミカエラ、グーミリア、パピー、そしてノワールは朧月の洞窟へと向かうのであった。
「ねぇ、ミカエラ、グーミリア。『月光草』ってどんな草で洞窟のどの辺りに生えているの?」
パピーの召喚したウィル・オー・ウィスプの『ウィル』が照らす薄暗い洞窟を歩きながらふとパピーは尋ねた。
「月光草は確かこの洞窟の一番奥に生えているはずだよね?グーミリア。」
「ん、月光草はこの洞窟の奥に生えているって師匠が言ってた。月光のような色の花でよく目立つから見たら判るらしい。」
「なるほど。」
─ 月光色の花…。か、きっと綺麗な花なんでしょうね。
パピーはうっとりとした顔をしていた。
「あ!アレが月光草ね!」
ミカエラがそう言って指差した場所は少し開けた場所になっていて上から光が差し、その光を反射するかのようにキラキラと輝く月光色の花畑が広がっていた。
「まぁ、アレが月光草なの?綺麗ね。」
「ん、アレが月光草。間違いない。」
グーミリアはコクリと頷いた。
「じゃあ早速採取しましょう。」
こうしてミカエラ達は月光草の採取に成功したのであった。
─ 因みにこれは余談だが、月光草とは名前通り洞窟内で尚且つ月光の射す場所にしか生えない希少な花で生息地も非常に限られている。もし、先に誰かに採取されていたら、入手に大変苦労したことだろう。実に運が良いことだ。
「ただ今師匠様。」
「ただ今師匠様!月光草を摘んで来ました!」
「お疲れさまグーミリア、ミカエラ…。あら?そちらの方は?」
戻ってきたミカエラ達を労ったエルルカはもう1人(正確には1匹+1人)の存在に気が付きミカエラ達に尋ねた。
「彼女達はパピーちゃんとノワールさん。私達の友人で月光草の採取を手伝ってくれたの!」
「ん、友達…。」
「初めまして。私はパピーと申します。」
「パピー様の執事、ノワールと申します。」
パピーとノワールは軽く会釈した。
「私はエルルカ=エルロードと申します。弟子がお世話になりました。」
エルルカも軽く会釈を返した。
「いえいえ。私達もちょっとした冒険が出来て楽しかったからお互い様だわ。」
「そうですか。それはなによりです。これからも弟子達と仲良くして頂けると幸いです。」
「ええ。こちらこそよろしくお願いします。」
─ こうして無事クエストを終えたパピー達は報酬を受け取りギルドへと帰っていったのであった。
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