○第54話~国王からの依頼~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
「遠路遙々ようこそお越し下さった。スターティア王国の使者殿。私が国王のガレリアンだ。そしてこちらが息子のカイルだ。」
「カイル=セカン=マーレンだ。よろしく。」
国王ガレリアンと王子カイルは簡単な自己紹介をした。
「ええっと…。私は冒険者のアキと申します。こちらが仲間のトキヤ、シャルロッテ、ルーナ、ソフィアです。」
そう言うとアキはガチガチに緊張しながら頭を下げた。
「??冒険者??スターティア王国からの使者だと聞いていたが?」
「リリアンヌ王女殿下からのご依頼で手紙を届けに参りましたので、それで使者だと伝えられたのではないのかと…。」
アキどうにか笑みを作りながらそう答えた。
「ふむ。なるほどな…。そうであれば使者と何ら変わりあるまい。遠路遥々届けてくれた礼と言うのもアレだが、良ければ昼食をご馳走したいと思うのだが…。予定は大丈夫だろうか?」
ガレリアンはニコリと微笑んだ。
「お誘い頂き光栄です。是非ご一緒させて頂きます。」
「ふむ。では用意が出来るまで王宮の一室でゆるりと休まれるがよい。」
ガレリアンに呼ばれ現れたメイドに連れられてアキ達はホテルのスイートルームのような部屋へと案内された。
「…。はぁ…。緊張したぁ~。」
アキはぐったりと疲れた様子でソファーに座り込んだ。
「お疲れ~アキ。」
「本当疲れたわ!!私だけ王様と喋ったんだもの。」
と、少々不満そうな顔をするアキだった。
「まぁ、ああ言うのはなぁ…。」
「アキちゃんの方が。得意やろ?」
と、目を逸らすトキヤとルーナ。
「うん。そう思う。」
「そうだよねぇ~。」
と、苦笑するシャルロッテとソフィア。
「…。別に得意でも何でも無いんだけと?」
ジトッとした視線を送るアキと、それから目を逸らすトキヤ達の攻防が暫く繰り広げられた後、呼びに来たメイドに連れられて、アキ達は昼食場所へと向かった。
そこには先程会ったガレリアンとカイル以外にも女性が4人ほど同席していた。
ガレリアンの紹介によると、
緑髪青目のツインテールの少女が、第1王女のミシェル=セカン=マーレン
同じく緑髪青目のミディアムロングヘアの少女が、第2王女のネメシス=セカン=マーレン
そして正妃の、ミラ=セカン=マーレン…。彼女とミシェルはとても容姿が似ている。
そして焦げ茶のロングヘアに黒目のカイルの母である側妃のプリム=セカン=マーレン
なのだそうだ。
こうして王族揃い踏みの中、昼食を食べることになった。
ガチガチに緊張していたアキ達の緊張がほぐれた頃、ガレリアンから『冒険者ならば』と、とある依頼をされることになってた。
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◦クエスト:癒やしのグラスを入手せよ!
◦ランク:EX
◦報酬: ─
◦場所:セカンディア大陸
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─ うわぁ~!大陸中探し回らないとクリアが出来なそうなクエストではありませんか!受けたらと~ってもと~っても面倒くさそう!!
アキ達は苦笑していた。
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