○第50話~新大陸への道~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
「ふ~ん…。乗船代は10000Gかぁ。」
アキはスフォルの町にある乗船場の切符売り場で値段表をみていた。
─ 乗船代は片道10000G。1年間のフリーパスの場合は100000Gとなっている。
「これってどっちが特なんだろうな?」
「せやなぁ。」
トキヤとルーナはどちらにしようかと顔を見合わせ悩んでいた。
「う~ん…。どっちにしよう。」
「高くても1年間使い放題か、安くても片道か…。迷うなぁ。」
シャルロッテとソフィアも値段とにらめっこしているようだ。
因みに先に新大陸に行ったメンバーは、ミザリーとユート、レノン、ニーナはフリーパスを、リリィ、シシィ、アルトは片道を買ったそうだ。
「う~ん…。行き来を頻繁にするつもりならフリーパスかなぁ。でも、長期滞在予定なら片道の方がよさそうかな…。」
と、アキも唸っていた。
色々と悩んだ末、とりあえずお試しと言うことで片道の切符を買ってみようと言う話になり、買うために列に並ぼうとしたところ…。
「あら?貴方は…。」
「あ…。貴方は…。」
アキは売り場の近くにいた1人の少女に声を掛けられ思わず声を上げてしまった。
ー 町娘風の服を着ているが、どう見てもリリアンヌ王女ではないか。
「あら!アキ達じゃない!今暇かしら?よかったらお茶しない?奢るわよ!」
そう言うとリリアンヌ…。いや、リンは少々強引にアキ達を連れて近くにある喫茶店へと向かった。
「え~っと…。アキ達はあそこに居たって事はセカンディア大陸に行くつもりなのよね?」
とりあえず適当に頼んだ品が皆に行き届いた後に、リリアンヌがそう口を開いた。
─ セカンディア大陸とはもちろん新大陸の事だ。
「はい。その予定ですよ。」
「やっぱりそうなのね!!実は頼みたい事があるの!」
リリアンヌは嬉しそうな顔をした。
─ リリアンヌの頼みとはセカンディア大陸の王国の王子、カイル=セカン=マーレンに手紙を届けて欲しいというものだった。
「わ…。私の婚約者なの♡もう何年も港が封鎖されていて手紙を渡せていなくて…。」
リリアンヌは頬を紅く染めていた。
「…。ねぇ皆、この頼み受けて良いかな?」
「ま、ついでって事で良いんじゃない?」
「俺も別に良いいぜ。」
「良いと思うで~♪」
「良いよ~♪」
ソフィアやトキヤ、ルーナ、シャルロッテも了承していた。
「ありがとう!受けてくれるのね!」
ピロン♪
『EXクエストが発生しました。』
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◦クエスト:手紙を王子に…。
◦ランク:EX
◦報酬:ユニークスキル・ブック
◦場所:セカンディア大陸
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おっ!ユニークスキル・ブックじゃん!レアアイテムだ!
ー ユニークスキル・ブックとは文字通りユニークスキルを取得できるかなりのレアアイテムである。
アキ達は嬉々としてクエストを受注した。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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