●第43話~暗黒竜皇ファブニール~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
「さて、今回のイベントの目玉モンスター!『暗黒竜皇ファブニール』が現れたぜ!」
見学スペースのプレーヤー達は食い入るように大画面に映しだされた中継を見ていた。
大画面に映し出される大迫力の映像は怪獣映画さながらである。
「『紅炎』!!」
スフィアは火魔法最上位魔法の一つ『紅炎』を暗黒竜皇ファブニールへと放った。
「『大火球』!!」
「『大風球』!!」
スフィアに負けてなるか!と魔術師系のプレーヤー達も魔法を放つ。
「『疾風突き』!!」
「『旋風斬』!!」
「『流水斬』!!」
戦士系のプレーヤー達が槍や斧、剣を振るい暗黒竜皇ファブニールを攻撃する。
「グルルルルルルル…。キュオォォォォォー!!」
イラついた様な表情を浮かべた暗黒竜皇ファブニールが口から黒い炎を吐き出した。
─ 暗黒ノ獄炎…。太古、とある大国を一夜にして焼き尽くし、滅ぼしたと言われる暗黒竜皇ファブニールの息吹である。
「キャァァァァァーァ!!」
「ギャァァァァァァー!!」
「ワァァァァァァー!!」
幾人ものプレーヤー達が炎に焼かれて光の粒子へと変わっていく。
まだ生き残っているプレーヤー達も居るが、もはや息も絶え絶えといった様子である。
「グルルルルル…。」
生き残っているプレーヤー達を睨みつけると暗黒竜皇ファブニールは尻尾を一振り!
何とか生き残っていたプレーヤー達を一掃した。
─ あれ?…。少しモンスター強すぎたかな?
神風は苦笑いを浮かべていた。
この後、暗黒竜皇ファブニールに挑むプレーヤーは現れず、7日目は終了。第二回公式イベントは順位発表を残すのみとなった。
「それでは結果発表をするぜ!!」
神風の合図と共に見学スペースと拠点スペースにウィンドウが現れた。
「10位はストーム・メイカー!12500P!9位は大東奇術団!13500P!8位は始まりの大地!14900P!7位は集う者達!21500P!6位はスクイーズ!22500P!5位は迷宮旅団!32200P!4位は狩人の庵!33500P!3位は魔女の帽子!44500P!2位は風ノ宿り木!46600P!1位は陽だまりの丘!54400P!だ!上位10位までに入賞したギルドの皆!おめでとう!」
─ わぁぁぁぁー!!と、見学スペースで歓声が上がった。
「イベントに参加してくれたギルドの皆様!ありがとう!!イベントの報酬は後日、ギルドホームに送られるから待っててくれ!それでは第2回イベント!これにて終了だ!」
こうして第2回イベントは幕を閉じた。
後日、ベスト10位以内に入ったギルドにはギルドホーム拡張1回無料券送られ、入賞を逃したギルドには参加賞として拡張費50%引き券が送られたのであった。
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