○第4話~グリーディア大迷宮①~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
「よし!今日も遊びますか。」
ログインしたアキは宿屋から出るとイチノイ大森林へと向かった。
~○●○●○●○●~
「さーて。ダンジョンは何処かな~。」
イチノイ大森林に到着したアキは、スライムや緑色の肌をした子鬼、ゴブリンや、二足歩行の子犬のようなモンスター、コボルトを倒しながらダンジョンを目指して探索を始めた。
そして一時間ほどした頃、ダンジョンと思わしき洞窟を見つけた。
ー 山肌にポッカリと開いた穴にその近くにある、石の台座に乗った青く輝くクリスタル…。間違いなくダンジョンだ。
青く輝くクリスタルは『セーブ・ポイント』と呼ばれる物で、コレに触れて登録しておくと例えダンジョン内で死亡しても町に戻されず、『セーブ・ポイント』から再開出来るシステムである。
勿論アキもクリスタルに登録。登録の証に『セーブ・ポイント』のクリスタルに青白い光が灯った。
「さて、入りますか。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◦グリーディア大迷宮
◦推奨レベル:Lv.20
◦難易度:C
【挑戦しますか?】
【YES】 【NO】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…。ここは難易度Cのグリーディア大迷宮と言うらしい。
因みに難易度はF、E、D、C、B、A、S、SS、SSSとレベルが上がっていく物で、冒険者ランクやモンスターのランクとも共通した物となっている。
今の私のレベルはクエストのスライム討伐とここまで来るまでに狩ったモンスターとでLv.4となっていた。
- ここに挑むには少々レベル不足だろうか…。
「まぁ難易度F~E以上のダンジョンは階層が結構あるから表層で狩りをしながら気長に潜ってみるとしようかな。」
アキは画面下の【YES】ボタンを押した。
ー こうしてアキはグリーディア大迷宮へと入って行った。
「『火球』!!」
「グギャー!!」
杖先から放たれた『火球』にゴブリンは焼かれ、青白い光となって消えた。
モンスターに襲われながらもアキが探索しているとだだっ広い空間に行き着いた。
セーフティー・ゾーンだ。
「3Fのセーフティー・ゾーンに着いたし休むか…。」
セーフティー・ゾーンを見つけたアキは腰を掛け、もしゃもしゃとパンを食べ始めた。
ー セーフティー・ゾーンとは多層のダンジョンの各階層に設置されているモンスターに襲われない休憩スペースの事で、泊まり込みで潜る時にテントを張ったりして拠点に出来る場所となっている。
「後、もう2~3階進んで今日はログアウトかなぁ。」
アキはパンを食べ終えると再びダンジョンの奥を目指し歩き出した。
「「「アオォォォン!!」」」
ダンジョンを進むアキに三匹のコボルトが襲い掛かってきた。
「えぇーい!!」
ボカッ!!
アキはコボルトをまとめて杖で殴り飛ばした。
「キャイン!!」
情けない声をあげ、コボルトが一匹青白い光となって消えた。
「アオン!!」
「キャン!!」
直撃を免れた二匹がアキに飛びかかる。
「『火球』!!」
アキは落ち着いて狙いを定め二匹のコボルトを『火球』で仕留めた。
「よし!今日はここまでにしよう。」
アキはこの階のセーフティー・ゾーンでテントを張り、ログアウトしたのであった。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
m(_ _)m
感想、評価、いいね、ブックマークが執筆の励みになります。(´▽`)
どうかよろしくお願いします。m(_ _)m